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ピロリロリンそんなシロフォン(木琴)で奏でられたかのような丸い音が車内に響く現在は仕事場に向かう為車に乗っている。勿論運転しているのは僕ではなく専用のドライバーだ。
「内容は、、、」
御無沙汰しておりますシルイ様。
本日は第287期ハンター試験第5次試験試験管をして頂くべく依頼の連絡をさせて頂きました。
日程場所等の問題がありましたら後日ハンター協会より会議を致しますため其方での御意見を頂きたいです。
ハンター協会より会議の日程、時刻は決定次第速急に連絡致します。
是非御協力お願いいたします。
「次のハンター試験か、、、」
今は11月、まあゾルディック家にとって寒いとかは無いため実感は無いがそれぐらい。そしてハンター試験は大体年の始まりにある。だから、これ位の季節にはもう準備に取り掛かる必要があるんだとか。
だからといって流石に試験管依頼は予想してなかったな、、、僕の時もだけど、最後はネテロ会長の考えた試験で前のは5次までだったから多分僕の次がネテロ会長で終わりだよね。
ー仕事終了ー
ピロリロリン
「仕事早いなぁ、、、」
仕事終了後家へ帰るべく再び車に乗って数分、携帯の画面を見ればハンター協会からの連絡。きっと会議の日時だろうね。
御無沙汰しておりますシルイ様。
ハンター協会より会議の日程、時刻が決定致しました。
以下の通りです。
日程:11月27日
場所:ハンター協会 会議室
時刻:17:00〜18:30(延長の可能性有り)
此方で用意が必要な物があれば、会議でお伝え下さい。
27か、、、17から18時半位までなら急な仕事は父さんか爺ちゃんにお願い出来るかな、、、ハンター協会の人達にはちょくちょくお世話になってるし、参加するか〜
ー11月27日当日ー
やっぱりいつ見てもデカイな〜、、、確かに家もでかいけどハンター協会もなかなかだ。
「えっと、、、何処?」
会議室にはどうやらパリストンさんと言う十二支んの内の一人が案内してくれるらしい。別に僕一人でも行けるんだが、、、?
__「あ!貴方ですね!」
「あ、えーと、パリストンさんですか?」
パリストン「はい、僕がパリストンです貴方はシルイさんですよね?」
「はい」
パリストン「では、行きましょうか」
な、なんだかこの人めちゃくちゃ禍々しいオーラ、念無しでも中々じゃないかな?なんて言うか、イルミに似てる様な、、、?
パリストン「着きましたよ」
「ありがとうございます」
パリストン「席は僕の左どなりなので、間違えないでくださいね!」
「はい」
えー、やばい何にしようか考えるの忘れてた、、、どどど、どど、どうしよう、、、。
何がいいんだろ確か1次試験は2次試験に行くってサトツさんが言ってた。2次試験は聞いてないけどメンチさんとブハラさんなら多分料理関係。3、4時試験は両方ともサバイバルだったりその道の実力が試されるって聞いた。だとすると僕は知識系か?その方が良いかも、でも人によっては不利だから図書館を貸し切ってその本の内容をまとめるとかが良いか、、、?
うーん、まあ会議の様子を見て考えようかな
ビーンズ「ではこれより、第208期ハンター試験試験内容についての会議を開始致します」
ビーンズ「まず、最初に改めて試験管を務めて頂く方達を紹介します」
うわぁ、皆んな凄い(かっこいい)オーラ出してる、、、
ビーンズ「1次試験試験官をサトツさん」
サトツ「宜しくお願い致します」
ビーンズ「2次試験官をメンチさんとブハラさん」
メンチ「宜しくお願いしまーす」
ブハラ「宜しくお願いします」
ビーンズ「3.4次試験管をリッポーさん」
リッポー「宜しくお願いしますね」
ビーンズ「5次試験官をシルイさん」
シルイ「、、、あ、お願いします」
やばい、ぼーっとしてた、、、凄く恥ずかしい
ビーンズ「最終試験管がネテロ会長」
ネテロ「よろしくの」
ビーンズ「以上6名の方々に務めて頂きます!では次に試験で必要な物等があれば申し立ててください」
サトツ「私は特に」
メンチ「はい、2次試験では私達美食ハンターという事で、了解を作ってもらうわ。だからキッチン含め料理道具と、豚の丸焼き器、あと白米と調味料一式を用意して欲しいわ」
ビーンズ「分かりました。他は?」
リッポー「1つの様々なトリックが仕掛けられたタワーと無人島を。タワーに関しては大体の図は用意してあるので後提出します」
ビーンズ「分かりました。他は?」
「はい、図書館を貸し切って欲しいです」
ビーンズ「分かりました他には居ませんか?」
僕で終わりかな?
ビーンズ「では、次に進みます。次は試験管としての掟と質疑応答です」
起きてとかあるんだ、、、
ビーンズ「まず、試験管は念を使ってはいけません。緊急事態でも、極力念能力の使用は控えて下さい。そして試験管が直接的に受験生を殺してはいけません。試験中に魔物に襲われたり、受験生どうしでの戦闘等は問題ありませんが、受験生を試験管によって殺してはいけません。掟は以上です。質問はありますか?」
シルイ「はい」
ビーンズ「シルイさん」
シルイ「試験管が受験生を殺した場合は、どうなるんですか」
ビーンズ「状況によりますが、大体はハンターライセンス剥奪です」
シルイ「ありがとうございます」
ビーンズ「他に居ませんか?」
ビーンズ「では、以上で第208期試験試験内容についての会議を終了致します」
終わったぁー、意外と早く終わってよかった。父さんと爺ちゃんに電話しよっと。
パリストン「シルイさん」
パリストンさんがかなり明るい表情で僕に話しかけて来る、表情とは裏腹に何だか嫌な予感がする。
シルイ「どうかしましたか?」
パリストン「はい、シルイさんって確かゾルディック家の方ですよね?」
シルイ「はい」
パリストン「人を殺して、何かいい事ってあるんですか?」
シルイ「お金を稼げる、、、?」
パリストン「何か快感等は無いんですか?痛みに苦しむ顔が好きとか、人を刺す感触が好きとか」
シルイ「え、、、無いですよ(引」
パリストン「そうですか、、、では何故そんなことをやってるんですか?意味なんて無いですよね?」
シルイ「うーん、ただ単に家業なので、、、」
パリストン「では家業だったら人殺し以外にも人身売買や運び屋、危ない薬を売ったりするんですね!」
シルイ「まあ、、、そうですね」
パリストン「なんでそんなにあっさり受け入れられるんですか?罪悪感とか無いんですか?」
シルイ「無いですね、、、」
パリストン「、、、そうですか」
話しかけて来た時とは逆に、詰まらそうな顔をして去っていった。え、なんだったの?
ーパリストン目線ー
あー、厄介だなー、なんで怒んないんだろ、家業馬鹿にされるんだよ?自分の感性とか馬鹿にされてるのに自分でもちょっと笑うとか想像してないし、詰まんないなぁー。
この男はパリストン=ヒル普通の者とは違ったものがある。
人は愛されたり愛したりすると幸せを感じる。だがこの男は人に憎まれる事に幸せを感じ、傷付けたくなる。ここで何が1番おかしいのか、それはパリストン本人はおかしくないと思っているところだ。
「だって、そんなにおかしい事ですか?」
あー、あの人に憎まれたら楽しそうだな〜。そして傷付けた時の顔、見たいなぁ。
待っててね
シルイさん
読んで頂きありがとうございました。今回はかなり珍しいパリストン=ヒルさんです。
次回はヒソカさんを出したいですね〜
ー次回受験生を監視するのは面白いー