皐月side
皐月『で、話って?』
柊「あぁ、お前が街のみんなや風鈴生を守ってくれてることを聞いてな、まず例を言わせてくれ、ありがとう」
梅宮「ほんっとに!ありがとうなぁ!!」
コイツいつの間に復活したんだ……。
柊「それで楡井から話を聞いてな、それで助けてくれていたのがお前…皐月だって分かったんだ」
楡井くん……、次会ったら許さん……
梅宮「そんな顔すんなって!楡井にしつこく聞いた俺らが悪いんだ、楡井は悪くない」
皐月『…まぁそうだろうな、楡井くんがそんな人間だと思えねぇし、俺も静かに喧嘩してるつもりだったけど噂になってたなんて知らなかったしな…どっこいどっこいか』
柊「そう言ってくれると助かる」
皐月『…で、そのための話じゃないだろ、俺そこまで気ぃ長くねぇわけよ、早く本題聞かせろ』
梅宮「そうだよな、前置きはコレくらいにして…皐月、風鈴に来ないか?」
梅宮からそう言われて嫌だ、とすぐ言いたかったが……、声が出せなかった…。
噂で聞いてた酷い集団ではなく、街を守る存在で、信頼されてて……、悪い奴らじゃないって分かった……。
梅宮の目は真っ直ぐ俺を見ている、まるで俺の中までも見ているような…。
皐月『……少し、時間をくれ』
俺が梅宮に告げると納得した様に
梅宮「そうだな、直ぐに答えられないのは当たり前だ!また答え出たら連絡してくれよ!コレ、俺の連絡先!」
そうズイっとスマホを出してきてしょうがなく入れた、流れで柊とも交換してこの場は解散となった
梅宮「じゃ!俺ら帰るわ!話出来て嬉しかったぞ!」
皐月『へーへー、俺はそんな楽しくなかったし嬉しくもねぇよ』
まったなぁ!と言って歩いて行く後ろ姿は、どこか……逞しく見えた……。
コメント
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ブックマーク失礼します🙇♀️物語面白すぎてイッキ見しました!!続け楽しみに待ってます🫶🏻︎💕︎︎頑張ってください!!