コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
「よーし、これで授業は終わりだ。お前ら、寄り道すんなよー」
今日もまた、1日が半分終わろうとしている
「ねぇねぇ!」
前の席の子がぐるりとこちらを向いた
「どうしたの?」
「今日一緒にカラオケ行こうよ!」
私は首を横に振り誘いを断った
しばらくの間駄々を捏ねられたが諦めたようで渋々帰って行った
特に用事は無いが今日は真っ直ぐ帰りたい気分だった
「あ、メロンパン買お…」
私はそう呟き学校を後にした
私は人通りが多い場所を歩いた
そこにしか売っていないメロンパンがあるのだがそれを買いに行く
「ちょっとそこのねぇーちゃ、俺と遊ぼーや!」
私よりも上の大学生ぐらいの男の人だ
「私…急いでるんで」
私が行こうとすると手首を捕まれた
「なぁ、ちょっとだけやから!ちょっと!」
私は押しに負け、ついて行くとになった
私が連れて行かれたのはホテル……
「ほんのちょっとやからな!」
そう言い、私たちは中に入った
部屋に着くと男性は服を脱ぎ始めた
私はパニックになりながらも必死に声を出した
「なっ…何するんですか?!」
私が聞くと男性はニヤリと笑い私の事を押し倒した
「嫌っ……いや!!」
私は必死に暴れた
「先っぽだけやからな!」
「いや……」
私は泣いた
もしも神様がここにいたのなら、私はなんて願うのだろうか
男性の○○○が私の中に入ってきた
ヌルッとしていて気持ち悪かった
男性が私の胸を掴み体を揺さぶる
痛い
嫌だ
帰りたい
誰か助けて欲しい……誰か
叫んでも誰も来ないと分かっていても叫びたくなった
ー1時間後ー
「ねぇーちゃ良かったぜ!」
彼は笑いながら去っていった
私は泣きながらホテルを出た
そして私はコンビニへ行く
フラフラになりながらも
行かなければいかない理由がそこにあるから
ーいらっしゃいませ!ー
店内に響く声
客は私しかいないみたい
私はメロンパン2つと牛乳、紅茶を買った
「おしぼりは幾つ付けますか?」
「3つぐらい下さい!」
私は両手で買ったものを持ち急いでコンビニを出た
私が向かったのは森にあるお墓。
「ほら、あんたが好きだったメロンパンと牛乳買ってきたよ」
ポンッと置き、私はお墓の前に座った
「身長高くしたいんでしょ?牛乳、毎日飲んでたもんね」
私は語りかけた
「ねぇ、私たちの夢覚えてる?おっきな家建てて沢山猫飼うって言う」
私の頬から口に伝って涙が溢れ出してきた
「そしてさ、あんたが身長伸ばしたいって言うから一緒に色んなマッサージとがやったよね…」
私は顔がぐしゃぐしゃになっても話し続けた
「ねぇ、やっぱり私の友達でもあり親友であるのはあんた、知留しかいないよ…」
ー知留ー
2年前に自殺した親友
ショート髪
好物は都会にあるコンビニにしかないメロンパンと冷たい牛乳、
クマのぬいぐるみをいつも大切にしていた
お揃いのお化けのキーホルダーをカバンに付けていた
「あんたが死んじゃうなんてきっと、誰も思わなかったよ…」
「あんたが私の悩みを聞いてくれたから私は生きてる。でも、あんたの話を聞いてもあんたは浮かない顔をしてたよね…ごめん……何も解決できなくて」
私はソッと墓を撫で、家に帰った