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これは、とある3人組のお話。3人のうち、1人は男の子、1人は女装男子、1人は男装女子。
女装男子の子と男装女子の子は、互いの秘密を知っていた。男の子は二人の秘密は知らなかった。
でも、とても仲の良い3人だった。いや、知らないからこそ、仲良くいられた、3人だった。
(この話では□□を男の子。△△を女装男子の子。
○○を男装女子の子とします。)
○○「△△!ボク、□□のこと好きかも!」
△△「あー、自覚してなかったんだ…」
○○「え!?顔に出てた!?言ってよー!」
△△「いや、もし違ったら気まづいじゃん」
○○「まったく!」
□□「おーい、お前ら何話してんだ〜?」
○○「あ!□□君!。ちょっと世間話?的な?」
□□「はは!、なんだよそれ」
△△「次の授業なんだっけ」
○○「次は…なんだっけ?」
□□「覚えてねーのかよ(○○のことを小突く)次は国語だよ」
○○「(少し顔を赤くしながら)あー…!そ、そっか!国語かぁ!」
△△「それより、二人とももうすぐ定期テストだけど…」
□□「やめろ、それを言うんじゃない」
○○「まさか□□勉強してないの?」
□□「お前もだろ!」
△△「へぇ…で?」
□□・○○「勉強教えてください!!」
△△「うむ、よかろう。」
(図書室で勉強中)
□□「にしてもおかしいよな〜。オレらほぼ一緒にいるのに、オレとコイツ(○○を指さす)は成績底辺でお前は2位、お前もしかして裏で先生となんか取引とかしてる?」
△△「なわけないじゃん。てか手止まってる。家で毎日進んだ分の復習してれば焦らないんだよ」
○○「というか!さっき△△ボクと一緒にしたけど、ボクの方が上だからね!」
□□「はぁっ!?変わんねぇだろ!」
○○「いや、ボクの方が5位は高いから!」
□□「嘘つけ!」
△△「(どんぐりの背比べ…)」
○○「ねぇ△△!ボクの方が賢いよね!?」
□□「いや!俺だよな!?」
△△「○○は、飲み込みが早いからきちんとやればもっと伸びるよ。□□は基礎さえ出来ればスラスラ解けると思う。だから二人とも伸び代は全然ある」
○○「へ…、へぇ…。」
□□「ま、まぁな…」
△△「(2人の手を叩く)手止まってる!」
○○・□□「す、スイマセン!」
(勉強後)
○○「はぁー、疲れたー!」
□□「それなー!」
△△「2人とも後半話してただけじゃん。」
□□「△△だって話してたじゃん」
△△「ボクは手は動かしてたからいいんだよ」
○○「はぁー、勉強一日でも無理かも〜」
△△「あ、ボクこっちだから、じゃあ、また明日」
□□「おう、またな」
○○「気をつけてね〜!」
△△「うん、二人もね」(△△が別れ○○と□□だけになる」
○○「…ねぇ、□□。明日ちょっと時間貰ってもいい?」
□□「別にいいけど…、なんか相談か?」
○○「あー、うん、そんな感じ」
□□「そっか、あんま1人で悩みすぎんなよ。(○○の頭をポンポンと撫でる)」
○○「(少し嬉しそうに)うん、ありがと」
△△「(影からこっそり見守る)がんばれ、○○」
(次の日)
○○「△△おはよー!!」
△△「朝から元気だね〜。おはよ、○○」
○○「聞いて!ボク今日□□に告る!」
△△「は?早っ、」
○○「は、早くないし!」
△△「…秘密、話すの?」
○○「……うん。もうこれ以上□□に隠し事したくない。それに、□□ならきっと受け入れてくれると思うんだ。」
△△「…。そうだね。ボクもそう思うよ。頑張って」
○○「うん!」
△△「いつ話すの?」
○○「昼休み!」
△△「テスト勉強も頑張ってよ?」
○○「分かってるよー!」
(昼休み)
○○「あ!□□!こっちこっち!」
□□「ごめん、ちょっと先生に呼ばれててさ」
○○「何やらかしたの?」
□□「ん?居眠り」
○○「何やってんだ!」
□□「で、話って?」
○○「屋上行こ!」
□□「え?まぁ、良いけど」
△△(2人を見送りながら)「(上手く行けばいいけど…)」
(屋上)
○○「□□、ボク□□に隠してたことが…」
□□「ちょっと待って、多分俺知ってる。○○が言いたいことも分かってる」
○○「え…」
□□「ありがとう。でもごめん。俺、△△の事が好きなんだ…」
○○「は…?。(なんで、△△?。もしかして…)
もしかして、□□知らないの?」
□□「え、何が?」
○○「(言っても大丈夫だよね…?男装女子は大丈夫なんだからきっと、大丈夫だよね)△△男だよ。女装男子だよ。△△は」
□□「……は、なにそれ…(顔がひきつる)キモ…」
○○「え……?」
□□「え?キモイでしょ…。流石にないわ〜。女がカッコよくなるのはまだ自然だけど、男が女の格好するのは不自然でしょ。そうじゃない?」
○○「え……、そ、そうだね!。ボクもずっとそう思ってたんだ!(ごめんね、△△。ボクは□□と一緒にいたいから)」
□□「そう思うよな!。にしてもキモすぎだろ。最悪なんだけどそんな奴に恋してたとか。」
○○「そう…だね」
(昼休み終了間際)
△△「二人とも遅いなぁ…。上手くいってるといいんだけど…」
男子生徒数人がニヤニヤしながら近づいてくる
男子生徒1「な、なぁなぁ、△△。お前、男ってホント?」
△△「……え…?」
男子生徒2「は…その反応、マジなんだ!マジか!見た目女子だから全然気づかなかった…」
男子生徒3「というかさ、キモくね?。なんで男のくせに女の格好してんの?」
△△「え…えっと……(なんでだろ……、上手く……息が出来ない。)ご、ごめん!(その場から逃げ出してしまう。)」
男子生徒1「あっ、おい!」
(教室を出たとこで誰かにぶつかる)
□□「うおっ!?」
△△「わっ、ごめんなさっ、あ…」
□□「うわっ、女装男子の春乃宮千夏君じゃん(ニヤニヤしながら)ほんと、お前に女装趣味があるとかびっくりだわ。ほんっっとキモイ」
千夏「な…なんで、(□□の後ろの人影に気づく)
○○……?」
○○「ごめん…千夏…」
千「(…、あぁ、受け入れて貰えなかったことが悲しいのか…馬鹿みたい…勝手に期待して、ほんっと惨めだな…」
千夏の中で何かが壊れる音がした。