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私を裏切るものは死ねばいいと思っているし、私を愛するもの以外みんな死んでしまえばいいと思っている。私が愛しているのはこの世で唯一人だけだからね。
しかしそんな私の気持ちとは裏腹に、私の愛する人はどんどん私から離れていく。それどころか私に暴言まで吐くようになった。
なぜなのか。それは私の想いが重すぎるせいだろうか。いや違うはずだ。だって私はあの人のことをこんなにも深く想っているんだから。重いはずがない。むしろ軽いくらいさ。
だけど現実は残酷だった。私の想いは報われない。いつになったら報われるのか。わからない。でもいつかきっと報われると信じて今日も私は生きている。
私は彼を待ち続ける。たとえどんなに辛くても。
だからどうか私を見つけてね。私のことを忘れないでね。ずっと覚えていてね。お願いよ。お願いします。
それは叶わない願いだったかもしれないけれど、私は貴方を愛していたし、今も愛しているわ。
例え貴方が私のことを思い出してくれなくても。
私が死んでしまったとしても。
それでも私は、いつまでも貴方のことを想い続けている。
私は貴方を愛しています。本当に心のそこから愛しています。
さようなら。私の愛する人。
私は永遠に貴方のことを覚えていようと思う。決して忘れたりしない。
だって私は貴方との約束を守る為に生まれてきたんだもの。
絶対に貴方を見つける。
だから待っていてください。必ず見つけ出して見せます。
きっとまた会えると信じています。
私は貴方に会いたいのです。もう一度だけで良いから会いたいんです。
それだけが私の望みです。他にはもう何も望まない。
私は貴方だけを待っています。
ずっとずっと、いつまででも貴方だけをお待ちしております。
貴方は私にとって一番大切な人でした。かけがえのない人だった。
だからこそ、私は貴方を探し出します。絶対に探し出す。
今度こそは間違えません。
次に会うときは、きっと……
────────────
『さあ、お入りください』
扉を開けるとそこには……誰もいなかった。
「あれ?」
僕は首を傾げる。おかしいな。確かに聞こえてきたんだけど。もう一度声をかけてみる。
「すみませーん!誰かいますか~!?」
しかし返事はない。
「うぅむ……気のせいだったのか?それとも本当にいないだけなのか」
なんにせよ、ここにいても仕方がない。とりあえず入ってみようかな。そう思ってドアノブに手をかけたその時、再びどこからか声が響いてきた。
『……貴方が新しい挑戦者ですか?』
「えぇっ!」
驚いた僕が辺りを見回すと、部屋の中央に置かれた机の上に古びた本が置かれていることに気がついた。そのページが開かれており、そこから淡い光が溢れ出ている。
光はやがて人の姿を形作り、美しい女性となった。透けるような白い肌に腰まで伸びた銀色の髪、真っ赤に輝く瞳をしたとても綺麗な女の人だった。身に纏った黒いドレスが神秘的な雰囲気をより際立たせていた。
「こほん。初めまして、私はこの本に宿る精霊です。どうぞよろしくお願いしますね」
女性は微笑んで言った。「お久しぶりね」
男は驚いて答えた。「どうして君がいるんだ?」
女性は続けて言った。「それは秘密よ」
男は女性に質問をした。「君は誰なんだい?」
女性が答える前に、別の声が聞こえてきた。「そんなこと聞いてどうするのさ」
二人は声の方を見た。そこには一人の男が立っていた。
男性は女性の方に顔を向けて聞いた。「知り合いかい?」
女性は男性の顔を見て答えた。「えぇ、もちろんよ」
今度はもう一人の男が現れた。「お前たち、何を話している」
三人は顔を見合わせた後、声を合わせて叫んだ。
「なんでだよ!」
「なんでって言われても……」
「そりゃ、そうだろ」
「うん。確かにそうだよね」
「だってよぉ」
「じゃあ、聞くけどさぁ」
「ああ?」
「あの子が俺たちに頼み事なんて初めてじゃないのか?」
「うーん、そうかもしれないね。いつも、何かしら押し付けてくるのは向こうだし」
「俺なんか、この前、買い物頼まれて、パシリ扱いされたぞ」
「それは違うと思うぜ」
「え?どこが違うんだよ」
「あれは、きっと、お前にしか頼めないことなんだって。ほら、あいつ、