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7話目もよろしくお願いします!

スタートヽ(*^ω^*)ノ



その日の夜、レトルトの家のキッチンからは優しい香りが漂っていた。


レトルトが手際よくフライパンを振るう姿は、いつもとは違って少しだけ頼もしく見えた。


『なあ、レトさん、料理うまいな。なんでそんなに上手いの?』


キヨが驚き混じりに声をかけると、レトルトは照れたように笑った。


「俺、家にいること多いからさ。暇つぶしに覚えたんやで」


『そうなんだ。これ、俺のために作ってくれてるんだよね?』


「そらそうやろ!

キヨくんに美味しいって言ってもらいたいからな。」



部屋中にいい匂いが漂ってきて

思わずお腹が鳴る。


「キヨくん、お待たせ!出来たで!」


レトルトが出してくれたのは、煮込みハンバーグにほかほかのライス、付け合わせの野菜も彩りよく盛られていて、まるでレストランのようだった。


『すげぇーー!いただきます!』


一口食べたキヨの頬が自然と緩む。


『マジで……うまい。これ、店出せるレベルなんじゃない?レトさん天才じゃん!』


「…..ほんま?よかったぁ」

レトルトは嬉しそうに眉を下げて、でもどこか恥ずかしそうに笑った。


『レトさん、ほんとすごいな。料理まで完璧かよ。……やば。俺の彼氏スパダリすぎじゃん。

なんか、幸せすぎて怖いわ。』


「な、なんやそれ……この位普通やろ/////」


顔を真っ赤にしながらモジモジするレトルトと

これでもかと褒めちぎるキヨ。


幸せな時間。

ずっとずっと続いてほしいとお互い心の中で思う、そんな夜。




食後、食器を片付けようとしたレトルトの手をふと取って、キヨがにやりと笑う。


『デザートは……レトさんかな?』


「……っ!!!」


真っ赤になったレトルトは言葉も出せず、そのままキッチンに逃げ込んでいった。


「な、な、、なっ何言うてんのよ、キヨくんっ……!」


シンクの前で顔を両手で覆いながら、小さく呻くレトルトの後ろ姿を見て、キヨは声を出さずに笑った。


『…かわいすぎだろ、レトさん。』



レトルトの作ったご飯よりも、今の反応が一番、甘くて美味しかった。



つづく


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