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⚠️前の話を読み返した時に、鬼滅の刃ぽくなってしまっていたなと反省しました。
申し訳ございません。
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冬休みに入る半月前に、祖父が任務に失敗し亡くなったと知らされ、祖父がこうなる事を読んでいたのか、私に手紙を送ってくださっていた。
その日は、私は京ちゃんと鍛錬をしていた。
得意武器を決めておけば、くノ一の時に有利、と習った時から、私と京ちゃんは鍛錬を始めた。
私は、戦鎚
京ちゃんは、袋槍
2人でバラバラだが、その後、忍刀の練習をし、得意武器を増やしていた。
そんな時、土井半助先生が走って私と京ちゃんの元へやってきて……。いつもだったら、走らず音もなくやってくるのに、土井先生は焦った様子で私を呼ぶ。
「結江!」
何となく、嫌な予感がした。ちょうど木刀で稽古を京ちゃんとしていた。私は京ちゃんに謝ってから、土井先生の方へ行くと、土井先生は真剣な顔つきになって言った。
「結江、君のお爺様が亡くなった……」
持っていた木刀を落とした。
そして、お爺様からの最後の手紙を受け取った。
結江へ
亡くなる前に書いたのか、字は達筆で読みやすい字だった。
「結江、私と山田先生の部屋で読まないか?」
気を使ってくれたのか、土井先生が私に言ってくださった。私は首を横に振り、答えた。
「大丈夫です。自室で読ませていただきます。
お心使い、ありがとうございます。」
私は土井先生に、「届けて下さり、ありがとうございます。失礼します。」と言い、土井先生に背を向けて木刀を拾い、京ちゃんのいる方へ行く。
京ちゃんに先に部屋に戻ることを伝えてから、私は祖父からの手紙を持って部屋へ戻った。
部屋の襖を閉めて、天井を観察してから私は手紙を開けた。
手紙の内容に目を通した。
内容はこうだった。
任務に失敗して始末されることになったこと。
逃げるしかない、と思ったがきり丸に危険を及ぼす可能性があるから逃げるに逃げられなかったこと。
きり丸には祖父が死ぬことを伝え、きり丸を安全な村まで行かせたこと。
きり丸の存在は守られたこと。
私ときり丸が大切で愛おしい存在で手放したくなかった、自分の命が亡くなっても守りたかったこと。
私がしっかりしてるから甘えてしまい、私の甘えを聞けなかった謝罪。
貯めた銭は安全な所に隠したこと。
祖父は家で無くなる訳ではなく、処刑場で亡くなること。
銭は厳重に隠してあって、使って欲しいこと。
きり丸のことを探して欲しいこと。
きり丸はもしかしたら、忍術学園に通えないかもしれないこと。
私は涙が止まらなかった。
手紙が滲む。私は手紙を持ったまま、膝を抱えて声が涙で滲む声が出ないように静かに泣いた。
祖父は誰よりも私ときり丸を愛してくれた。
祖父から教わったものは忍術に限らず、人間関係の作り方とかも教えていただいた。きり丸だって祖父の話は楽しそうに聞いていた。
思い出すだけで涙が止まらなかった。
そこにいた祖父ときり丸は笑顔でずっとこのままで変わらないと思っていた。
もう、泣く訳には行かない。
泣くのは今日までだ。
「私は、立派なくノ一になってやる。
きり丸をさがして、約束を破ってごめんねと謝るんだ。」
ヒクヒクと喉がなる。
泣くのはいい、でも涙を言い訳にする訳には行かない。
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