かずき「11102か………って、あれ!?」
何とパスワードは6桁だった
「ハズレかな…?そういえばヒントのところに壁について書かれていたような…?」
アカシックの部屋に戻ってみて、壁を見つめてみた
微かに色が違ったところを見つけた
そこには謎の記号みたいな字が書かれてた
リリック「………数字を足せだって」
真凛「1+1+1+0+2は5だね」
リリック「そうだね」
すると
「ニャ〜!」
本棚の影から白い猫がチラリと出てきて、月見たちをじっと見つめている
リリックと召使い以外「喋ったああああ!!」
「うるさい、誰だ」
そう言って人の姿になった
「何だ、お客か。驚かしてすまなかった。僕の名前はニック・バロックだ」
リリック「あー!アンタ何しにここにきたのよ!!うちに来ていいって言ったのは仕事が終わった時だけって言ったでしょう!?」
ニック「ハア………お前は冷たいな。せっかく僕が可愛い猫に変身して出てきてやったのに」
月見はニックに話しかけた
「あなたは?」
「まあ親戚のようなものだな。それよりリリックをみてくれてありがとな」
ニックは月見に何かを渡した
月見「え?」
「取っておくといい。アイツは……ビリーヴァにこのアイテムを使うとアイツの力を一時的に封じることができる」
かずき「何でこんなものを………」
「カインの本の中に入ってたんだとよ。アカシックの奴から事前に渡されてたんだ。あとこれだ。誰か現実世界で携帯と呼ばれる通話機は持っていないか?」
真凛「スマホがあるよ」
「じゃあそのまま誰かに電話してみろ」
真凛「じゃあ月見にかけるよ」
すぐに冷たいアナウンスが流れた
「おかけになられた電話は、電源が入っていないか、電波が届かない場所にあるためかかりません」
真凛「ダメだった」
「コレをつけてみろ」
真凛はスマホにつけて電話してみた
トゥルルルルルルルル………
月見「かかった………!!」
「ただし現実世界には通じない。先程のようなアナウンスはないが、雑音しか聞こえない。運が良ければ繋がる事もあるが…一応全員に配っておく」
全員「ありがとう!!」
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