テラーノベル
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※キャラ崩壊あります
💙side
今日は9人のプライベートでスキーに来ている。ライブや、生配信、新曲発表、ドラマ撮影など、多忙な毎日でちょうどみんなのオフが被ったので旅行に行こうと言う話になった。久々のオフでみんな大はしゃぎ,夜から吹雪があるって聞いたから17時まで各自自由行動しようって話になった。
俺はスキー場で最も高い山で滑っていた。
💙「ふぅぅぅぅぅ〜!!!」
周りなんで気にしない,前だけ見て楽しんでいた時だった。長年聞いてきた声が,右から聞こえてきた。
❤️「翔太楽しそうだね笑」
💙「は!?りょ,涼太!?」
❤️「何でそんな驚くのさ笑」
💙「いや,だってびっくりするだろ,いきなり話しかけられたら!」
❤️「まぁ確かにね笑」
急に話しかけんなよなぁ…びっくりするだろ…
でもまあ涼太だからいっか。
俺は謎の安心を感じながら涼太と滑っていった
❤️side
翔太と滑ってる途中,雲行きが怪しくなってきた。
横をチラ見すると,不安そうな顔をしていた翔太がいた。すると不安な声で翔太は口を開いた。
💙「なぁ…空やばくね?」
❤️「確かに,予報では17時からって言ったのにな…」
💙「とりあえず,早く降りよう」
❤️「だな」
緊張感が走った。このまま吹雪が続けば,間違いなく死ぬ。
俺は翔太を気にしながら降りているつもりだった,でも,前しか見てなかったからか,翔太の足元にある小さな雪の塊に気づかなかった。
💙「うわッ!!」
不穏な声が聞こえて,振り向くと,翔太は転倒し,バランスを崩し,斜面の端に滑っていった。
俺は翔太の後を追った,時間がゆっくり流れてる気がした。
次の瞬間,心臓が一瞬止まった気がした。
翔太が一本の木に当たって止まった。
頭は打ってない,でも,足首は結構な衝撃を与えていると思う。
俺は急いで翔太に近いた。
❤️「翔太!大丈夫!?」
翔太に声をかけたが,返事がない。俺は怖くなって,スキーの板を外し,近づいた。
よかった,息はある…
❤️「翔太,板外すね」
俺は翔太の板を外した,腕を持ち,何とか立ち上がらせた。
💙「イッテッ…」
❤️「どんな感じ?骨折とかは?」
💙「多分骨折じゃないッ…けど,腫れてると思うッ…」
とりあえず戻るか?いや,でも翔太は足怪我してるし,スマホは圏外だったし…
このままいても,吹雪に襲われるだけだ…
どうしよう…どこか休めるところ…
あたりを見回していると,うっすら家のようなものが見えた。
❤️「翔太,あそこの古屋がある,あそこまで歩ける?」
俯いていた翔太は顔を上げ,無言で頷いた。
俺らは,ゆっくり動いていった。
💙side
5分くらい歩いたかな。やっと古屋が見えてきて,涼太はノックした。
❤️「すみませーん!誰かいませんかぁ?」
聞いたけど,返事無し,このまま待つのも流石にやばいので,扉を開けることにした。
💙「誰もいない…な」
❤️「暖炉とかあるし,避難用の古屋とかかな」
とりあえず,上がらせてもらうことにした。
❤️「翔太,俺焚き火おこすから,服とか脱いでおいて」
俺は無言で頷き,ジャンバーなどを脱いだ。
吹雪が強くなってきたな。危なかった…
そんなことを考えていると,赤い光が端っこから出てきた,暖炉から火が出ていた。
あったけぇ…俺は手を前に出して温めていると,涼太が布を持ってきた。
❤️「はい,翔太。毛布あるからこれで包まろう。」
💙「え?でも涼太はどうするんだ?」
って疑問に思って聞いたけど,返事無し。涼太は隣の座って,2人まとめて包んだ。
………ん?え?ちょっ…え!?///
俺はしばらく固まり,何が何だかわからなかった。
いやいやいや!?///おかしいだろって!///
何でこいつは冷静でいられんだよおかしいだろ!///
ただでさえこの前の雑誌の撮影で布の中に顔入れてた時でさえ恥ずかしがってたのにこれは恥ずかしくないのかよ!///
俺は心の中で早口言葉のように突っ込んだ。
❤️「翔太,大丈夫?顔赤いけど笑」
💙「お前わかってんだろ…///」
❤️「さぁ?笑」
💙「お前これで恥ずかしくないのか?///」
❤️「翔太が照れすぎだからなんか冷静になっちゃって笑」
いや笑じゃないだろ…///よくこんな状況で笑っていられんな…///
俺は軽くため息をついた。
でも少し経ったらなんか眠くなってきた…
今にも寝そうな勢いで寝落ちしかけてると,涼太が静かに口を開き
❤️「寝てもいいよ,僕の肩使いな」
って言ってきた,そのつもりだったの腹立つんだよなぁ…
まぁいいか…少し肩かりんぞ…
俺は涼太の肩に頭を置き,目を瞑った。
❤️side
よかった…寝てくれた…
外から吹雪の音が聞こえる,窓に当たり窓がガタガタとなる。
翔太は吐息を立てながら静かに寝ていた。
とりあえず,無事でよかった。
俺は起こさないように翔太の足の手当てをした。
赤く腫れている。こんな状態で,よく歩けたな。
ほんとは眠いし,ねれるなら今すぐにでも寝たい。
でも翔太が寒くならないか,冷えて風邪ひかないか,そんなことを考えていると眠気なんてどうでも良くなる。
みんな今必死に探してくれてるかな。見つかったら謝らないとな。
俺は翔太の方を見た,ぐっすり寝ている。
俺は翔太を温めながら外を眺めた。
💙side
「ーーーーーー!!」
「ーーーーー?笑」
何だ何だ?騒がしいな…
俺はゆっくりと目を開けた,目を開けると扉が開いていて,ヘルメットを被った人と,大きな男の人がたくさんいた。
もしかして…メンバー!?
👮🏻「大丈夫ですか?お名前,わかりますか?」
びっくりしている暇もなく,警察の方が声をかけた。
💙「渡辺翔太…です…」
👮🏻「意識はありますね」
警察の方は俺に意識確認をした後古屋を出ていった。
扉にはニヤニヤしながら見ているメンバーの姿が。
💙「何でお前らいるんだよ!///」
🤍「何でって助けに来たんだよ〜!」
🩷「心配で心配で,やっと見つけたと思ったら中で仲良く寝てるしな笑」
💛「しかも館さんの肩に頭を置いて笑」
わぁはずー…こりゃいじられるな…
💙「そういえば涼太は?」
🧡「舘様ならしょっぴー起きる前に外に行ったで。寝てなかったみたいでな」
え?涼太寝てなかったのか…?絶対眠かったはずなのに…
🖤「きっとしょっぴーのことが心配で寝れなかったんだと思いますよ?笑」
💜「館さんらしいな。わら」
そんなこと考えてたのか?あいつ。優しすぎんだろ…
🤍「どうだった?舘様の肩の寝心地は笑」
💙「ウルセェ!///」
💛「阿部,鼻血出てんぞ笑」
💚「あ,ごめんごめん.ちょっと尊すぎて」
🩷「冷静に言えるあべちゃんすげぇな笑」
あとで涼太にお礼言わなきゃな…
そんなことを考えながらメンバーにいじられる俺であった。
❤️side
あれから一夜が開けた。俺たちは5人と4人で別れ車で帰った。
昨日夜まで寝たのにまだ眠いな…
眠い目をパチパチ させていると,隣にいた翔太が口を開いた。
💙「一昨日のこと…ありがとな」
❤️「全然,翔太に大した怪我がなくてよかった。」
💙「恥ずいこと言うな…///」
恥ずかしいことは言ってないんだけどね笑俺は心の中でそう言った。
💙「目黒から聞いた,寝てなかったんだろ?」
❤️「寝てたよ,」
💙「嘘だ,目の下にクマあるし,昨日なんてほぼ寝てただろ」
❤️「やっぱばれちゃうか笑」
💙「何で寝なかったんだ?」
❤️「翔太が寒くないかなーって思ってさ」
💙「お前は俺の母親か笑」
って言いながら耳赤くなってるのは言わない方がいいかな笑
別に大したことはしてない,でもどんな自然災害や事故が起きても俺たちなら何となく行ける気がする。
そう思った。俺なのであった。
コメント
5件
尊い❤️💙
リクエストしたやつなんですけど、いつ頃でますか?