「ぶっ……くく、……っ」
「……いつまで笑ってんのよ」
据わった瞳を総一朗に向けると、一応は収める気があるのか、一瞬唇を引き結び、これ以上は笑わない、という意思を見せる。
しかし、瞬く間に崩れ、「ぶはっ」と噴き出す。
「あんたね……」
思わず、作業する手を止めて、身体を起こす。
「いや、悪い、そういうつもりじゃ……ないけど、ッ、駄目だ、ツボに……」
入った、といらぬ自白をしてくる。
そんなものは言われなくてもわかっている。
せっかく予定通り旅館にチェックインし、みんなが温泉に浸かっている間に宴会の準備をして、もう十数分後には開会という段階まで漕ぎつけたのに。
スムーズに着席できるようにと、膳に名札を置く手を止めて、この男は、さっきから思い出し笑いを繰り返している。
仕舞いには「ツボに入った」と抜かしてくる始末だ。
そろそろヘッドロ****************
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