※この物語はフィクションです。
実在の人物及び団体、事件などとは一切関係ありません。
「『――う、あ、アアアアアアアア』」
千景さんの絶叫で、動画は途絶えた。
〈File48:声なき〉
「カグヤ、大丈夫?」
食い入るように動画を見ていた私の肩を、ケントがそっと抱き寄せた。
結い上げた髪を乱さないよう、そっと撫でられる。
「え?」
「女の子には少し刺激が強そうな動画だったから……」
「ああ、別に平気よ。大丈夫だから」
「本当? 無理してない?」
ケントの表情を見る限り、彼は本当に私を心配しているようだった。
普通の女性はこういう動画を怖がって、あるいは口実にして、ケントに寄りかかるのかな。
ケントが向けてくれる気持ちは悪いものじゃない。
だからそういう気持ちを受け取らないことに、居心地の悪さを感じてしまう。
やんわりケントを押しのけようとすると、反対********
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