設定▶︎イノセント・ゼロ倒した後のお話……。
何でも来い!な方どうぞ…………。
今日はとてつもない雨……いや、台風とも言っていいだろう。
そんな日だった。
神格者のレイン・エイムズは校内の見回りをしているところで、弟のフィン・エイムズに会った。
レイン「フィン、」
フィン「兄様!来てたんだ!」
レイン「あぁ、なんだか……胸騒ぎがしてな。」
フィン「胸騒ぎ?」
レイン「なんだか、イノセント・ゼロが来る前と同じような胸騒ぎがするんだ。」
フィン「え!?その胸騒ぎ、当たらないことを祈るよ……。」
レイン「そうだな……。」
しかし、この胸騒ぎが的中する事になるのは、
まだ2人とも知らないのであった。
数日後……。
6月21日の深夜。
何処かから不審な気配を感じ、レインは警戒態勢にはいった。
レイン「……誰だ。」
シーン……
レインが問うが、あたりは静かなまま。
レイン「今出てきたら手加減はしてやるよ。さっさと出て来い。」
???「相変わらず、口が悪いんですね。剣の神格者さん」
レイン「!!」
レイン「お前は……!!」
陰からでてきた者はフードを深く被って顔が見えなかった。
体型からして女性だろうか。
???「どーもっ♪」
???「私、あまり自分の名前名乗りたくないの。だから手短にするわ。」
レイン「ここに何をしに来た。」
???「そんなの、決まってるじゃない。」
???「貴方を貰いに来たのよ。レイン・エイムズ。」
レイン「俺は物じゃねぇ。」
???「あら、いつまでそんな大口叩けるのかな?」
???「こっちは**3本線**なのに。」
レイン「なッ、!?」
???「隙あり♪」
そう???が呟くとレインに向かって槍が振り落とされた。
レイン「ぐ、ッ……!」
最悪なことに肩にあたりドクドクと血が出てくる。
━━━━━━━━━攻撃する暇がない。
レイン(いッ、てぇッ……!)
肩には強烈な痛みがズキズキと走る。
レイン(毒か……!)
???「正解っ♪」
まるで考えを読んだように答えてくる”???”。
ドゴッ!
レイン「ガハッ……!!」
バタッ……
???「あれ?気絶しちゃった……、やべ★」
???「まぁいっか……早く行かないと、卍固めの刑にされちゃう。」
ダダダダッ!
フィン「兄様!?どうした……の。」
そこでレインの弟、フィンが現れた。
なんだか嫌な予感がして、魔力を察知してここまで来たのだ。
???「やっほ〜♪ 」
フィン「いや誰!?」
???「あー、名前言えないの、ごめんね♪」
???「それと……」
???「君のお兄さん、貰ってくね♪」
フィン「兄様!」
フィン「ち、チェンジズ!!」
シュンッ
???「!!」
???(私の位置と弟くんの位置が……!変わってる!!)
???「入れ替え魔法か!」
フィン(早く逃げッ……!)
???「”コピー”」
フィン「ッ!?」
???「”チェンジズ”」
シュンッ
フィン「しまッ!!」
???「じゃーねー♪楽しかったよ!弟くんっ♪」
フィン「まッ!!兄様ッ!!」
フィンがそう呼びかけたが瞬間移動魔法で消えてしまった。
フィン「兄様……。」
???の目的は何なのか、なぜレインを連れ去ったのか。
そんなことだけがフィンの頭の中をグルグルと回っていた。
コメント
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やーだーかわいーい♡