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14 - 第14話如月沙耶架

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2022年09月23日

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これで今日の業務は全て終了となり、後は帰宅するだけだと思っていた矢先のことだった。

「……あのさぁ、なんであたし達が呼び出されてるワケ?」

とある日の昼休みのことである。

お弁当を食べ終わったところで急に呼び出しを受けた為、こうして生徒会室にやって来たのだが……。

何故かそこには見知った顔があった。

同じクラスの如月沙耶架さんである。

彼女は僕の幼馴染みでもあり、小学校時代では毎日のように一緒に遊んでいた仲でもある。

中学に入ってからは別々の学校に通うようになったものの、それでも休日には時々遊ぶくらいの関係を続けていた。

高校も同じところに受験して合格したため、今年は同じクラスになることが出来た。

それについては素直に嬉しいと思う反面、やっぱり気まずいとも感じている。

何故なら僕は彼女に告白されたことがあるからだ。

中学校2年生の秋頃のことだっただろうか? 当時好きだった女の子にフラれて傷心の日々を送っていた僕は、ある日偶然にも彼女と二人きりの状況に遭遇してしまった。

その時に何かあったわけではないが、それ以来彼女のことが頭から離れなくなってしまった。

でもまさか向こうから声をかけてくるとは思っていませんでしたよ。

それも僕に対して好意を抱いているなんてね……。

だけどそういうことなら話は別です。

こちらとしては断る理由など微塵も無いというものでしょう。

何故なら彼女みたいな可愛い女の子に告白されて嫌だと感じる男は居ないはずなのですから。

それに彼女は学校一の人気者だし、頭も良い上に運動だって得意ときている。

つまり欠点らしい欠点が全く無いパーフェクト超人と言える存在ですね。

そんな女の子に好きだと言われたら誰だって舞い上がってしまうものでしょう。

かくいう僕もその一人だったというだけの話です。

ちなみにこの手紙には続きがあって、放課後に二人きりになれる場所を用意しておいたのでそこで返事を聞きたいとのことでした。

そこまで準備してくれていたということは、それだけ真剣だということなんでしょうか? だとしたらますます彼女の想いに応えたくなりました。

ということでさっそく彼女に会ってきましょうかね。

*

これで今日の業務は全て終了となり、後は帰宅するだけだと思っていた矢先のことだった。

「……あのさぁ、なんであたし達が呼び出されてるワケ?」

とある日の昼休みのことである。

お弁当を食べ終わったところで急に呼び出しを受けた為、こうして生徒会室にやって来たのだが……。

何故かそこには見知った顔があった。

同じクラスの如月沙耶架さんである。

彼女は僕の幼馴染みでもあり、小学校時代では毎日のように一緒に遊んでいた仲でもある。

中学に入ってからは別々の学校に通うようになったものの、それでも休日には時々遊ぶくらいの関係を続けていた。

高校も同じところに受験して合格したため、今年は同じクラスになることが出来た。

それについては素直に嬉しいと思う反面、やっぱり気まずいとも感じている。

何故なら僕は彼女に告白されたことがあるからだ。

中学校2年生の秋頃のことだっただろうか? 当時好きだった女の子にフラれて傷心の日々を送っていた僕は、ある日偶然にも彼女と二人きりの状況に遭遇してしまった。

その時に何かあったわけではないが、それ以来彼女のことが頭から離れなくなってしまった。

でもまさか向こうから声をかけてくるとは思っていませんでしたよ。

それも僕に対して好意を抱いているなんてね……。

だけどそういうことなら話は別です。

こちらとしては断る理由など微塵も無いというものでしょう。

何故なら彼女みたいな可愛い女の子に告白されて嫌だと感じる男は居ないはずなのですから。

それに彼女は学校一の人気者だし、頭も良い上に運動だって得意ときている。

つまり欠点らしい欠点が全く無いパーフェクト超人と言える存在ですね。

そんな女の子に好きだと言われたら誰だって舞い上がってしまうものでしょう。

かくいう僕もその一人だったというだけの話です。

ちなみにこの手紙には続きがあって、放課後に二人きりになれる場所を用意しておいたのでそこで返事を聞きたいとのことでした。

そこまで準備してくれていたということは、それだけ真剣だということなんでしょうか? だとしたらますます彼女の想いに応えたくなりました。

ということでさっそく彼女に会ってきましょうかね。

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