コメント
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(・д・)ゞ アザッス! 恋物語いっぱい作ってるけど私自身、恋とかよく分かんないンダヨネェ
【君流コンテスト】
参加作品「雨の日の君は」
・得点
物語性 10/50
文章構成 15/50
??? 20/100
合計 45/200点
・講評
話や登場人物に軸が見えない。 一つ一つのエピソード自体は悪くないものの、そのために繋ぎでズレが生まれている。2話の主人公が母の言葉を無視する場面。そこで出てくる興味の無い事は全て無視するという設定はそれ以降出てこなかった。このようなその場凌ぎの展開が何度も続いている事で、物語全体の深みまでに悪影響が及んでいるように感じた。
また、深みという点では歴史も不足しているように思える。この物語は僅か数日の出来事であり、回想場面も一切無い。てっきり話の芯となっているのかと感じていた、自然の音だけは嫌いにならなかった理由も明かされはしなかった。そもそもこの物語には葛藤が無く、恋をしたという事以外に物語の始まる前の主人公との変化もない。
細かい要素に納得感を与えようと文を連ねている事が逆に非現実感を作り上げてしまっている。そもそもの、その納得感というのが物語進行的なものであり、キャラの特性などが度々無視されてしまっている。
文章構成の観点で見た時には、同じ言葉の繰り返しが必要以上にある事と、意味として掴めないものがかなり見られたため、点数は低めになっている。採点する事を意識せずとも文に粗雑さが感じ取られてしまう。1話での「騒音を腹立しく思う」などもその一つであり、これは自然以外の音を騒音と感じてしまう事を伝えたいのはわかるのだが、文単体で見た際に当たり前の事を言っているようにしか思えない。
4話での「ぽつぽつと雨が……(以下略)」のように擬音語を多様しているのも、減点に影響した。この作品を通して擬音で表すというのが意味ある行為であることは理解できる。ただし、それならばもっと強調した方が良いように私には思えた。例えば「ぽつり。その時、一粒の雫が……」というふうに擬音単体で文を扱うなど、言葉の魅せ方への意識を改善できればなと思った。