【君流コンテスト】
参加作品「世の声に耳を傾けて」
・得点
物語性 43/50
文章構成 20/50
??? 70/100
合計 133/200点
・講評
各話の終わらせ方に必要以上に気を使い、不自然な形になっているように思えました。それにより、話の区切れが凹凸を生んで美しさを奪っています。
また、これはこの物語全体で言える事なのですが、情景描写が不足しているように感じました。良くも悪くも書きたいものを書いているという感じが出ていて、特に物語前半部分は説明臭さが強いです。主にこれが文章構成での減点に繋がりました。
物語性の観点では、特に言う事は見当たらないほど完成されていて、ほぼほぼ満点という印象です。ですが、個人的に気になった点が2つだけありました。
1つ目が「恋の音」という表現です。この言葉を好いて使われているのはわかりますが、恋を直接的に表すこの言葉は小説としては適していないように思えます。せめて使うのならば、物語の締めに一度だけ出すくらいにすべきかと。作中では割と序盤から、それも比喩的な曖昧な表現の後にでは無く、そのまま直で使われていたので勿体なさを覚えました。
2つ目が告白の場面です。あれを書くために書かれた話といっても過言では無いようには思えますが、必要性は限りなく薄かったかと思います。というのもその後にすぐ、数日後か数年後かはわかりませんが2人が野原を駆ける様子が描かれるためです。主人公が恋を通して自分の声で語る大切さを知る、その壁として「好き」を言う事がこの作品において最も重要な場面である事は勿論理解しています。ですが、だからこそ映すべきでは無いようにも思えます。
言葉を選ばずに言ってしまえば、あの場面は読み手によってはお涙頂戴的な展開にも見えるものです。私個人としてそれに特に問題はありませんが、点数化するとなるとやはり減点せざるを得ません。
訂正すべきとまではいきませんし、あそここそが創作物としての真の魅力が顕となる最重要場面です。
どれが創作物として良い終わらせ方なのか……。筆者である、こむぎ様の判断に委ねます。
コメント
2件
(・д・)ゞ アザッス! 終わり苦手なんよね正直に言うと 飽き性だから途中で飽きるっていう... 1番アカンタイプダ...