まろに恋愛的なのか友情的なのかよく分からない愛しているという発言をし、さよならを言った。まろは、俺に聞かれたことについて調べあげるらしい。俺はと言うと恐らく絶賛お仕事中であるキャッチのないこと同じくオッサンの相手中の風俗嬢りうらに連絡を入れた。
「よっ、ないこ!!元気しとるか!?」
「、、、もしかしてアニキ寝不足だったりする、、、???」
「アッハッハッ昨日の夜3時間寝たで!」
「よし、わかった情報だけ早く言うから聞いたらすぐ帰って寝なさい。」
「はいはい、分かりましたよ。んで?調べてくれた??」
「もちろんでしょ。誰からの依頼だと思ってんの。」
「ふふっ、ありがとな」
他人である人物への心配を忘れず急遽頼んだ事も断わらずこなしてくれる。本当に彼は頼りになる。それが故に自分の事が疎かになっていないか心配になって仕舞うのはダメだろうか。
「詳しく知ってる奴を呼んだからそいつに話してもらうわ。龍輝、、、説明お願い。」
「うっす。ないこさんが聞いてきたのは男女カップルに話し掛ける怪しいキャッチの男ですよね。カップルの男側とキャッチ側の男が目配せを、するのも特徴。そんな奴を俺昨日たまたま見たんすよ。」
「、、、何処で見た?」
「えっと、俺の持ち場から見たんで、、、東ゲート前ぐらいで見ました。」
「、、、ここから、近いな」
「そいつらは、どこ行ったか分かるのか?」
「あ、えと、その時、、、は気にせず見逃しちゃいました、、、ごめん、なさい、」
「ないこ、、威嚇すんな」
ないこにしては珍しくきつい言い方でどこに行ったか聞き、恐らく部下である龍輝さんに威嚇としか見えない表情を向けた。やはり、部下を持つものはいつの時代も気難しいものだ。
「龍輝くん情報ありがとうな。俺なんかのために。」
「えっ///いや、えと、///」
「チッ、もうお前は帰れ。」
「えっ、あ、はいっ!!」
「ないこ、なんでさっきから龍輝くんに警戒してるん??」
先程からないこの様子がおかしい。近くにいるないこの護衛である奴らにも鋭い目配せをしており、何かおかしい。いつもなら、ニコニコと人が自然と集まりやすい彼だからこそこんなにも違和感を感じるのだろうか。冷たいベンチに尻をつけ首を傾げるとないこはどこか呆れたようにといてきた。
「アニキ、、、今どんな格好してるかわかんないの、、??」
「は、、、?俺そんな変な格好しとるか、、???」
俺は本気で分からなかった。俺の格好は前にないこに貰ったピンクのパーカーにタイトなズボン。露出しすぎと言うよりは、むしろどこも肌は見せていない。確かにパーカーは自分より1サイズ大きいが変では無いはずだ。それじゃあ、あれか?萌え袖が、行けなかったのか?流石にこの歳の男で萌え袖はキツかったのだろうか。
「あのね、アニキ、、、俺らキャッチ共はいつも露出がやばいような女の子の相手をしてるんだよ。だから、逆にまったく露出してないような服はすっごい興奮するんだよ。」
「は、!?///」