義兄であるルーク殿下と聖女が気になって追ってきたカリナは、バルコニーのほうを見ながら愕然としていた。
“レオが貴賓たちに『妻に考えている』と紹介しているかもしれないと思うと、気が気じゃなかった”
“君をレオにとられたくない”
“嫌なんだ。君のとなりに、レオがいるのが”
(……どういうこと)
漏れ聞こえてきたルークの声は、苦悩や切迫に満ちていた。
信じられない思いでカーテンの隙間から様子を窺うと、ふたりはお互いを見つめ合っている。
見目麗しく、王子さま然としている義兄ルークと、平民のくせに今日だけは意趣のこらした豪華なドレスを身に着けた聖女が見つめ合うさまは、悔しいが絵になった。
……なんなの。 なんなの。
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