テラーノベル
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俺の部屋の白いシーツは、いつも彼女を俺の腕に迎え入れるための荒々しい舞台だった。
窓から差し込む茜色の夕暮れが、彼女の肌に絡みつき
まるで欲望の膜を張るようにその曲線を浮かび上がらせていた。
乳白色のブラジャーのレース越しに、柔らかな胸の膨らみが俺の視線を焼き付ける。
彼女の肌は、光を吸い込んで輝き、俺の本能を鋭く刺激した。
「ねえ、陽斗くん…まだ?」
彼女の声は甘く、まるで俺の理性を試すような誘惑を含んでいた。
その声が、俺の内に潜む野性を呼び覚ます。
俺の名前は|青葉 陽斗《あおば はると》
自分の名前なんて、正直好きでも嫌いでもないが彼女に呼ばれるのは、気分がいい。
長い髪が肩から滑り落ち、白いシャツの隙間から覗くデコルテの曲線が、俺の視線を絡め取る。
彼女は俺の視線に気づいているのか
気づかぬふりか
ゆっくりとシャツのボタンを外し始めた。
指先が一つ、また一つとボタンを外すたび
布地がはだけ、彼女の肌が露わになる。
鎖骨の滑らかなライン、柔らかな胸の谷間が夕暮れの光に照らされ、俺の心臓は激しく脈打つ。
空気が熱を帯び、俺の呼吸は荒々しくなる。
彼女の動きは、まるで俺を挑発するように意図的で、俺の欲望を一層煽り立てる。
俺たちは言葉を交わさず、ただ互いの熱で語り合った。
彼女の指が俺のシャツの裾を辿り、腹部に触れるたび、電流のような衝撃が全身を駆け抜ける。
彼女の瞳は遠くを見つめるようで、その奥に潜む謎めいた輝きが、俺の理性をさらに揺さぶる。
彼女の秘密、彼女の感情───
それを知りたいという衝動が、俺を突き動かす。
シャツが完全に開かれ、ガーターベルトとストッキングが現れる。
純白のレースが太ももに食い込み、その官能的な曲線が俺の視線を完全に奪う。
彼女の肌は夕暮れの光を浴びて幻想的な輝きを放ち、俺の欲望をさらに掻き立てる。
彼女が膝立ちになり、真っ直ぐに俺を見上げると
その瞳には期待と挑発が混じり合っていた。
まるで俺の全てを受け入れる覚悟を秘めた、静かな炎のような視線だった。
「もう我慢できねえ」
俺の声は低く、掠れ、獣のような唸りに近い。
理性はとうに崩れ落ちていた。
彼女はかすかに微笑み、俺の手を掴み、その柔らかな肌へと導く。
彼女の胸の温かさ、滑らかな感触が俺の指先に伝わり、俺の五感を支配する。
俺は本能のままに彼女を引き寄せ、唇を彼女の首筋に這わせる。
彼女の甘い香りが鼻腔を満たし、俺の欲望をさらに加速させる。
俺の唇は彼女の鎖骨を辿り、ブラジャーのレース越しにその柔らかな胸に触れる。
彼女の吐息が漏れ、その小さな反応が俺の血を沸騰させる。
俺はレースをずらし、露わになった乳首に唇を寄せる。
彼女の体が小さく震え、その反応が俺の男としての本能をさらに煽る。
彼女の肌は甘美な果実のようで、触れるたびに俺の理性を麻痺させる。
俺は彼女の胸に顔を埋め、その甘い香りと柔らかさに溺れる。
彼女の指が俺の髪を撫で、その感触が俺の心を満たしていく。
彼女のすべてが俺を魅了し、俺の中にある獣を解き放ち始める。
俺の手は自然と下へと下り、ストッキング越しに彼女の太ももに触れ
俺の手は自然と彼女のストッキングへと伸びていた。
そのしなやかな生地に触れると、無性に股間が疼き始めた。
この薄い布一枚が俺たちの間に壁を作っているような錯覚。
理性の最後の一欠片が警鐘を鳴らしていたが、俺の指は止まらない。
爪先がストッキングの縫い目に引っかかり、一気に引き裂いた。
ビリビリッ!
音が部屋に響き渡り、俺の中で何かが弾けた。
細い糸が繊維に絡まりながら千切れていき、彼女の陶器のような肌があらわになっていく。
白い肌に赤い切り傷がいくつか走っているのが見えた。それは芸術のように美しく残酷だった。
「痛かったか?」
わざと優しい声を出してみた。
しかし口元には笑みが浮かんでいることを自覚している。
彼女は微かに眉をひそめたものの、すぐに目を閉じて深く息を吸い込んだ。
「ううん…続けて?」
その言葉が俺の背筋に電流を走らせた。
俺は彼女の太ももを掴み上げ、露わになった肌に顔を近づける。
鼠径部——女体の最も恥ずべき部分に唇を押し当てる。
「ん……」
彼女の腰が跳ね上がり、シーツに深い皺が刻まれた。
舌でゆっくりと這うように舐め上げていくと、彼女の体全体が小刻みに震え始める。
俺の唾液が彼女の肌に光る筋を作る度に、彼女の呼吸は荒くなっていく。
「どうした?痛いか?」
わざと意地悪く訊ねると、彼女は頭を横に振った。
「違っ……欲しいの…もっと、陽斗くん……っ、が」
その答えに俺は満足げに笑った。
ストッキングの破れ目から指を入れ、直接彼女の肌を撫でる。
彼女の体は既に火照り、俺の指先が触れただけでも熱を感じるほどだ。
俺は躊躇なく彼女の下着に手を伸ばした。
湿った感触が指先に伝わる。
パンツの上からでも十分すぎるほど濡れているのがわかる。
「もうこんなに濡れてんじゃん」
嘲笑うような声が出た。
パンツを横にずらし、指を侵入させる。
「あっ……!」
彼女の声が跳ね上がった。
内側は溶岩のように熱く、粘膜が指に吸い付いてくる。
二本の指を挿入し、ゆっくりと出し入れする。
くちゅくちゅという水音が部屋中に響き渡り、夕焼けに染まる部屋が淫靡な雰囲気に包まれていく。
彼女の膣壁は俺の指を締め付けて離さなかった。
第二関節まで沈ませると、上のザラついた部分を探し当てて執拗に擦り上げる。
「あっ、ん…っ、そこ……っ!」
彼女の体が弓なりに仰け反った。
乳首が痛々しいほど硬く尖っているのが見える。
俺はそこに軽く歯を立ててみせた。
ビクンと大きく跳ね上がる彼女の反応が愛おしい。
「そんなに気持ちいいのか?」
意地悪な質問にも彼女は素直に頷く。
理性などとっくに消え失せているようだった。
指を三本に増やす。
狭い入り口が悲鳴を上げるように収縮し、それでも貪欲に飲み込もうとする。
抽送を速めれば速めるほど、彼女の中からは蜜が溢れ出てきて指を伝って滴り落ちる。
シーツの上で淫靡な音色を奏でるのだ。
「あっ、だめっ…!も、もう…イっちゃう…っ!」
絶頂寸前で指を引き抜く。
彼女は切なそうに身悶えたが、俺は構わずベッドサイドの引き出しから避妊具を取り出した。
パッケージを噛みちぎるように開けて装着する間も無言で耐える彼女はとても淫らで可愛らしい。
準備を終えたところで改めて覆い被さると再び深いキスを交わす。
舌先だけで戯れるような浅いものではなく互いの唾液を交換するような濃厚なものだ。
同時に陰茎でクリトリスあたりを探るように刺激してやると
待ちきれないとばかりに脚が絡みついてきたので、望み通り挿入してやることにした。
ズブズブと埋没していく感触と共に脳天まで突き抜ける快楽を感じつつ
根元近くまで埋め込んだところで一度動きを止める。
馴染むまでの僅かな時間さえもどかしいと言わんばかりに
蠢く肉襞の感触を楽しみながら呼吸を整えて再びピストン運動を開始した。
最初はゆっくりとしたストロークで徐々にペースアップしていくにつれて
結合部から漏れる水音は激しさを増し二人分の体重を受け止めたマットレスは
ギシギシと軋みをあげるようになった。
激しい律動の中で乳房も激しく上下左右に揺れ動くので、その度に形を変える乳首に視線を奪われてしまうのだが
本人は全く気付いていない様子でそれどころか自分から押し付けてきたりする始末なので思わず苦笑してしまうところだ。
俺はさらに腰を深く沈め、彼女の奥の奥まで突き上げる。
そのたびに彼女の喉からは甘い喘ぎが漏れ、白いシーツがさらに深く皺を刻む。
彼女の瞳は潤み、焦点が定まらない。
完全に俺の支配下にあるその姿は、俺の征服欲を限りなく満たした。
「もっと、欲しいんだろ? 言ってみろよ」
俺はわざと耳元で囁く。
彼女の体がびくりと震え、唇が震える。
「ぁ………お願い…もっと、して……っ、陽斗く…んに、ぐちゃぐちゃにされたい…っ」
その懇願に、俺は満足げな笑みを浮かべた。
言葉の許可を得たかのように、俺の動きはさらに激しさを増す。
肉がぶつかり合う鈍い音と、濡れた粘膜が擦れる水音が、夕暮れの部屋に響き渡る。
彼女の脚は俺の腰にしっかりと絡みつき、まるで離れたくないと訴えるかのようだ。
「ほら、全部預けろ」
俺は彼女の顎を掴み、無理やり視線を合わせる。
その瞳の奥に、抗えない快楽と、わずかな羞恥が混じり合っているのが見えた。
その表情が、俺をさらに高揚させる。
俺は彼女の敏感な場所を執拗に攻め立て、何度も何度も突き上げた。
「んんっ……あぅ……!だめ……もう……っ!」
彼女の声が悲鳴のように響き、体が大きく跳ね上がる。
全身を硬直させ、指先まで震わせながら、彼女は絶頂の波に呑み込まれていく。
俺の陰茎を締め付ける肉壁の痙攣が、俺自身の快感をさらに増幅させる。
俺は彼女の絶頂に合わせて、深く、そして強く突き上げた。
「っはっ、んっ!んあっ♡♡…っ、ああっ!!」
彼女の熱い蜜が俺を包み込み、全身を駆け巡る快感が脳髄を痺れさせる。
俺もまた、理性の箍を外して、彼女の奥深くで全てを解放した。
熱い吐息を交わしながら、俺たちはしばらくの間
絡み合ったまま動けなかった。
◆◇◆◇
事後
夕暮れの光はすっかり消え、部屋は薄闇に包まれている。
しかし、俺たちの体から発せられる熱だけが、まだそこに存在していた。
「……いっつも激しすぎ、ちょっとくらい手加減してくれても…」
彼女が掠れた声で呟く。その言葉を遮るように俺はそっと唇を奪う。
「それで手加減してあとから物足りなさそうに体当ててくんの、そっちだろ」
俺がそう言えば、彼女は図星なのか頬を赤らめて何も言わず、ただ俺の胸に顔を埋めた。
その小さな体と、背中に回された腕の力が彼女がどれほどこの夜を求めていたかを物語っており
破れたストッキングがベッドサイドに無造作に、そこに横たわっていた。
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