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第13話 「モチダリセ」という存在
(――えーっと、気づいたら一人残されてしまったわけですが)
広場で「発見」された理世は王宮に連行され、現在とある一室で待機状態だった。
扉の前に見張りがいること、隣の部屋にジェイドとアルが入って行ったのは確認済みである。
(さっきのジェイド、怖かったなぁ……)
椅子に座った状態で足をぶらぶらさせながら、ここに連れて来られるまでのことを思い出す。
(まさか影魔法で動けなくされた上で連れて行かれるとは……)
ジェイドが本来持つ魔法――影魔法。
自分の影に空間を作るだけでなく、他人の影と自分の影を繋げることで、相手の動きを制限することができるらしい。
(何も知らないアルって人がいたし、不審人物と知り合いだと思われるわけにいかないからしょうがないんだけど)
その後、無抵抗な理世にアルが何度か話しかけてこようとしていたが、ジェイドが冷たく切り捨*******
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