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コメント
1件
ヤンデレ視点は美味しすぎます((
こんちゃ〜!
この作品のいいねが1000を超えました!
やっぱりみんな、ヤンデレが好きなんだなって……
分かるよ、その気持ち
それではどうぞ〜
注意⚠️
日本愛され
政治的意図、戦争賛美なし
通学路をてくてくと歩いていく。
それにしてもさっきの兄さん、変だったな…
そんなことを考えながら歩いていると、学校が見えてきた。
学校を見て思い出した。
「あ!!」
そうだ、今日は転校生がくる日って空兄さんが言ってた…!!
最悪…もう無理…
そんなことを思いながら校門を通り、上履きを履いた。
高一の教室に着くと、見慣れた顔がこっちに爆速で来た。
「にほーん!!」
そいつは私に飛びついて抱きついて来た。
「おはよう、台湾」
私は台湾を引き剥がしながら言った。
「おはよ!!日本!」
そのまま私達はホームルームが始まるまで喋った
「あ、そういえば転校生がくるってうちの兄が言ってたんだけどさ、」
「え!!」
「そうなの…!?」
予想通りの反応だ。普通の人なら驚くだろう
「どんな人来るんだろーね」
「陽気じゃない人がいいな〜…」
「まあ日本陽キャ苦手だもんね!!」
そんな会話を広げていたらガラッ、と扉が開いた。
「あ!おはよー!」
「パラオ!!」
パラオはわたしの親友で、弟みたいな存在だ
「2人ともおはよー!!」
笑顔で挨拶をしてくるパラオが可愛らしい…!
そのまま3人で会話をしていると、担任の先生が入って来た。
「おーいお前ら〜、ホームルーム始めるぞー」
担任のモブ先生の声を聞き、席についた、
「今日は転校生が来るぞー」
クラスが一気に盛り上がる。そりゃあそうだ、こんなイレギュラーなことほとんど無い
「入っていいぞ〜」
ガラッ
っ!!!
私が驚きで固まっている間に、相手は自己紹介を始めてきた
「今日からこの学校に転校してきたアメリカだ!!よろしく〜!!」
あいつ、昨日の帰り道私にぶつかってきたやつだ…!!
嘘だろ、こんな少女漫画みたいなことあんの!?
そんなふうに思考をぐるぐると回す。
いつの間にかあいつは担任に言われた席に座っていた
最悪〜…!
ホームルームが終わると、あいつは何故かこっちに向かってきた。
「!?」
待って来ないでやめてくれ!
「なぁお前って名前なんていうの?」
話しかけられた…最悪…
「に、日本です」
「日本か!友達なろーぜ!!」
よ、良かった、ぶつかったことは覚えてなさそう…
「い、いいですよ」
「テンキュー!!」
そんな会話をしていたら、パラオと台湾がこっちに来た、
「アメリカ君!僕とも友達になろうよ!」
「パラオもー!」
!?
自分から友達になるの!?すご!
「いいぜ!!」
「今日から宜しくな!!」
陽キャと友達になるなんて…想像もしてなかった…。
嬉しいような悔しいような、そんな感情が渦巻きながら次の授業の準備をしていた。
「日本!次の授業ってなんだっけ?」
「え〜と、次は〜…物理ですね!」
急にアメリカさんに話しかけられてびっくりした…
そんなことをしながらどんどん時間が過ぎてゆく。
放課後
いつも通りの道を帰っていると、後ろから大きい影が現れた。
「よぉ!日本」
「わっ」
アメリカさんが急に私の隣に現れた
「ア、アメリカさん?なんでここに…?」
「俺も家こっちなんだよ」
えーまじかぁ、ちょっとやだなぁ
「へぇ〜、そうなんですか」
思っている刺々しい言葉を隠すように、適当な相槌を打ちながら 2人きりの通学路を歩いていく。
アメリカさんはやっぱり陽キャで、色々な話題をこっちに投げてくる。
へぇ、とかそうなんですね、とか相槌を打つだけで特に話を盛り上げてはいないが、あっちは何故か楽しそうだ。
そんなことをしているうちに、家につながる別れ道についた。
「じゃあ私こっちなんで」
そう言って手を振ると、
「おう!またな!」
とあっちも手を振り返してくれた。
パラオと台湾は家違う方向だから、誰かと一緒に帰るなんて久しぶりだったな…
そう思いながら、家に帰って行った。
「おかえり〜!!」
「おかえり、日本」
「日本おかえり〜!!」
「おかえり〜」
そんな声が玄関に響く。
「ただいま、」
ふんわりと笑い返すと、あっちも嬉しそうに笑っていた。
そんな笑った姿にフラッシュバックする朝のあの姿。
もう思い出したく無いのに…
いつもの家族でいたい、そんなことを思うわたしとは反対に、私の頭はあの時の記憶をチラつかせてくる。
家に帰って早々に、自室へ戻った。
階段を登る私の姿を見る兄さんらしき気配が、私を突き刺すような鋭い目つきをしていたのは気のせいだろうか…。
部屋に入り、ベットに寝転がる。
流石に昨日みたいに寝落ちはしない、
スマホを手に取り、また意味のないネットの世界へどっぷり浸かり始めた。
パラオ視点も作ってみました!
ヤンデレの視点もお楽しみください!
パラオ視点
嗚呼、また意味のない朝が始まった。
こんなのただ一日を始めるだけでそれ以外はなんの意味もありゃしない。
早く日本に会いたい…!
そんな欲望を抑えながら、朝の支度をした。
家を出て、学校に向かう。
今日はどんな日本が見れるのかな…!!
そんな気持ちで胸が高まる。
昨日の終始笑顔の日本も凄く可愛かったなぁ
そんな日本の記憶を遡っていると、どうしても脳内に出てくるアイツ。
台湾、アイツはまぁ他人よりは信用があるが、日本のことが好きなようだから敵だ。
それにいつも日本のそばにいる。
最悪な奴だ
なんであんな奴が日本のそばにいれるのか意味がわからないが、まあしょうがない。
それに日本はこれから奪っていけばいいし!
学校について足早に教室に向かう。
早く日本に会いたい!!
早く日本に会いたい!
教室についてガラッとドアを開けた。
「あ!おはよー!」
「パラオ!!」
日本が僕の名前を呼んでくれた…!!
今日で1番嬉しい…!!
「2人ともおはよー!!」
そんな声を出す。
そのまま日本との会話を楽しんでいると、担任が出てきた。
席につけ、とか言ってくる。
もっと日本の近くにいたいのに…!!!
まぁいい
どうせ放課後見守ればいいし…
放課後
いつも通り帰るふりをして、日本の後を追う。決してストーカーとかじゃなくて、日本に変な虫がつかないか見守っているんだ!
ああ、なんて可愛いんだろう。
白く透き通った肌
赤く吸い込まれそうな瞳
可愛くて素敵な笑顔
こんなの好きにならないほうがおかしい。
いつも通り見守っていると、変な奴が現れた。
!
アイツ、今日転校してきた奴だな…
アメリカ、とか言ったっけ。
日本の友達になるとか抜かしてたから勢いで僕も友達になったけど…
別に友達とか思ってないし…笑
それに僕の全ては日本なんだから他の奴らにリソースを割いている暇はない。そんなことよりアメリカ何アイツ日本の隣行っちゃってんの?
あーもう早くこの時間終われ終われ
あんな奴に絡まれても愛想良くするとか日本って優し過ぎない!?
あ!
やっと別れ道だ!!
そのまま僕は日本の家まで見守って帰った。
瞳の奥に日本を移しながら言った。
「早く僕のものにならないかなぁ♪」
おかえりなさい〜
パラオは普段は可愛いけど、心の中では日本意外に超絶毒吐いてて欲しい。
そして日本は心の中は天然じゃないけど隠しきれない天然が心の中にあって欲しい
この気持ち、私だけなのだろうか。
まあ私だけでもいいや
それではさよなら〜!!