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『撃て、でなきゃお前に価値はない』
ピピピッ
「朝か…」
最悪の目覚めだ。いつもみる過去の記憶の夢。早く行かなくては。
今日は__
俺のバディが発表される日だから
「お前の新しいバディを紹介する」
ボスがそう俺に告げる。
ボスの後ろからひょこりと出てきた女。黒髪にピンク色メッシュのツインテール、ぱっちり目、動きにくそうな地雷系ミニスカワンピ。
「ボス俺、女苦手って言ったんすけど__」
口を開いたその女。
「僕、女じゃないよぉ〜!よろしくね、」
言葉が詰まる。見た目は女の子、中身は男。
「こいつは、理緒。お前に負けないくらいの実力者だ。」
「舐めてもらっちゃ困るっすよ」
雰囲気変わっ___
ドンッ
壁に押し倒される。厚底の靴で俺より身長が高く見える。
「ちっ、離せ」
俺は理緒の腕を振り払い、寮に戻る。
「先輩、名前教えてくださ〜い」
ねちねちついてくる理緒。最悪だ。こんなやつとバディだなんて。
「月…」
「え?月ですか?素敵な名前ですね」
月、、その名前はボスからもらった大切な名前。
俺の部屋についた。
原則、バディは同じ部屋に住むという決まりがあった。
「荷物は?」
「あー、荷物なくって、、」
目を逸らす理緒。
荷物がない?どういうことだ?
「親、いなくて、師匠に引き取られて鍛錬してたんで、荷物なんて、なくって」
そう、なのか。俺に近いのかも、しれないな…
「ちょっ!先輩?」
気づくと俺は理緒の頭を撫でていた。
【キャラ紹介】
名前 月 (名字なし)
性別 男
年齢 17歳
身長 175cm
武器 拳銃と日本刀の二刀流
特技 嘘を付くこと、見抜くこと
過去 孤児院から引き取られた。現ボスと同い年で、一緒に特訓していた。月という名前も現ボスがつけた。月の由来は現ボスの名前の頭文字だったから。小さい頃から銃の使い方を教えられ、5歳で才能を開花させ殺し屋に。日本刀は【雲蘭】という日中ハーフのフリーの殺し屋に教えてもらった秘技。