「北村…さん…?」
みゆに手をあげた瞬間を弘人に目撃され、麗は一気に血の気が引く。
(社長の妻に平手打ちするなんて、とんでもないことをしてしまった…)
「2人とも…一体何があったの?」
「そ、それは…」
麗が言い淀んでいると、その横でみゆはテーブルに顔を伏せて泣き出した。
「麗ちゃん…ごめんね!謝るから、もうぶたないで…っ」
「え、なに言って…」
「全部私が悪いから!お願い、許して…!」
みゆは涙を流して同情を買いながらも、テーブルの上に出しっぱなしになっていた現金が入った封筒を弘人に見られないように回収する。
この状況下でもすべて計算して行動するみゆに、麗は呆気にとられた。
「みゆ、大丈夫?」
そう言って弘人は、泣きじゃくるみゆの背中を優しくさする。
(ダメだ。今ここで何を言っても悪い方向にしかいかない…)
「藤堂さん、すみません。今日**********
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