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結構逃げた。あの家からは遠い場所にいるはずだ。
スマホも財布も持ってない。
俺は走るしかなかった。
昨日までの俺はどうにかしていた。
足枷を外されていたのに何故早く逃げなかった?
俺はどうしてしまったのだ。
思い出す度寒気がする。
鬼が来る。早く逃げろ。でないと俺は捕まってしまう。
公園を出ようとした、そのときだった。
大きい車が公園の入口を塞いだ。その車には鬼が
乗っていた。
「お、おま、…、はっ…、」
『あは♡お兄さんの顔面白い』
鬼の手には手錠、目隠し、ナイフを持っている。
捕まったら確実に殺される。
俺はまだ死にたくない。逃げ場がないか探す。
この公園にはあそこの出入口しかないらしい。
「し、仕方がねぇ…、」
俺はフェンスを登って公園の外に出る。
『ちょ、ちょまっ!』
鬼も俺の行動に驚いているのかアホ面をしている。
今のうちに人の目に入るところへ逃げる。
近くに駅があるはずだ。人の多いところに行く。