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7 - 第7話 「甘露寺さんは乙女」

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2025年08月06日

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-—-甘露寺さんは乙女—–


鎹鴉から甘露寺邸に向かうように言われる🌸。

この後🌸は、蜜璃と恋話をすることになる…


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


蜜璃  「🌸ちゃん!いらっしゃ~い!」


元気よく屋敷から飛び出して来たのは、恋柱”甘露寺 蜜璃”。


🌸   「甘露寺さーん!こんにちは。」


蜜璃  「さ、入って入ってー!」


🌸    (わぁ…なんだか良い香り。)


蜜璃  「今日は突然呼び出してごめんねー。

でもちょっと話したいことがあったのよー!」


蜜璃  「ちょっとここら辺で待ってて!」


蜜璃は縁側に🌸を座らせ、廊下を走っていった。


🌸   ( 急にどうしたんだろ…まさか、怒られる!?)



3分後


蜜璃  「お待たせ!これを🌸ちゃんと食べたくてね…」


お盆にのせられているのは、

淹れたてのお茶と、高級そうなどらやき。


🌸   「わぁっ!!どらやき…!」


蜜璃  「ふふふ…🌸ちゃんが好きなものは分かってるのよ!」


🌸    (誰から聞いたんだろう?)


蜜璃はさっと🌸の横に座った。


蜜璃  「🌸ちゃん。私ね…恋話がしたかったの~!!」


恋話=恋バナ


🌸   「ええ!私とですか…!なんにもないですよー。」


蜜璃  「いやいや、🌸ちゃんには…“無一郎君”がいるでしょ!」


🌸   「時透君…ですか?うーん。」


あまりピンとこない🌸に、蜜璃はキュンとする。


蜜璃  「どらやきが好きなのも、無一郎君から聞いたわよー?」


🌸   「え、そうなんですか?(そんなこと言ったっけ…)」


(第3話でしっかり話していた)


蜜璃  「無一郎君、最近口数が増えたのよ。

🌸ちゃんが入ってきてからね!」


蜜璃  「もともと静かな子だったからね!気になってね!」


🌸   「…時透君が、私のこと好きなわけないですよ!」


🌸   「多分、教育係だから話してくれるんだと思います!」


蜜璃  「でも!ただの上下関係だったら、

わざわざタメ口で話さないよねぇ?」


何故タメ口のことを知っているのか!

→銀子を通して知ったらしいです。


🌸   「何でそんな情報が筒抜けに…!」


蜜璃  「まぁ、私が言いたいのは!

無一郎君と仲良くしてあげてねってこと!」


蜜璃  「同い年だし、話しやすいと思うのね!」


🌸   「わ、分かりました。また稽古の時、話しかけてみます!」


蜜璃  「うんうん♪お願いね~!」


蜜璃  「で、私の話も聞いてほしいんだけどね!また伊黒さんが…」




3時間後


蜜璃  「今日はありがとう!また話しましょ!」


🌸   「はい!ありがとうございました!」


空を見ると、もう薄暗くなってきていた。


🌸   「やばい!夜になる前に帰らなきゃ…」


🌸は小走りで林道を進んでいった。








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