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-—-甘露寺さんは乙女—–
鎹鴉から甘露寺邸に向かうように言われる🌸。
この後🌸は、蜜璃と恋話をすることになる…
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蜜璃 「🌸ちゃん!いらっしゃ~い!」
元気よく屋敷から飛び出して来たのは、恋柱”甘露寺 蜜璃”。
🌸 「甘露寺さーん!こんにちは。」
蜜璃 「さ、入って入ってー!」
🌸 (わぁ…なんだか良い香り。)
蜜璃 「今日は突然呼び出してごめんねー。
でもちょっと話したいことがあったのよー!」
蜜璃 「ちょっとここら辺で待ってて!」
蜜璃は縁側に🌸を座らせ、廊下を走っていった。
🌸 ( 急にどうしたんだろ…まさか、怒られる!?)
3分後
蜜璃 「お待たせ!これを🌸ちゃんと食べたくてね…」
お盆にのせられているのは、
淹れたてのお茶と、高級そうなどらやき。
🌸 「わぁっ!!どらやき…!」
蜜璃 「ふふふ…🌸ちゃんが好きなものは分かってるのよ!」
🌸 (誰から聞いたんだろう?)
蜜璃はさっと🌸の横に座った。
蜜璃 「🌸ちゃん。私ね…恋話がしたかったの~!!」
恋話=恋バナ
🌸 「ええ!私とですか…!なんにもないですよー。」
蜜璃 「いやいや、🌸ちゃんには…“無一郎君”がいるでしょ!」
🌸 「時透君…ですか?うーん。」
あまりピンとこない🌸に、蜜璃はキュンとする。
蜜璃 「どらやきが好きなのも、無一郎君から聞いたわよー?」
🌸 「え、そうなんですか?(そんなこと言ったっけ…)」
(第3話でしっかり話していた)
蜜璃 「無一郎君、最近口数が増えたのよ。
🌸ちゃんが入ってきてからね!」
蜜璃 「もともと静かな子だったからね!気になってね!」
🌸 「…時透君が、私のこと好きなわけないですよ!」
🌸 「多分、教育係だから話してくれるんだと思います!」
蜜璃 「でも!ただの上下関係だったら、
わざわざタメ口で話さないよねぇ?」
何故タメ口のことを知っているのか!
→銀子を通して知ったらしいです。
🌸 「何でそんな情報が筒抜けに…!」
蜜璃 「まぁ、私が言いたいのは!
無一郎君と仲良くしてあげてねってこと!」
蜜璃 「同い年だし、話しやすいと思うのね!」
🌸 「わ、分かりました。また稽古の時、話しかけてみます!」
蜜璃 「うんうん♪お願いね~!」
蜜璃 「で、私の話も聞いてほしいんだけどね!また伊黒さんが…」
3時間後
蜜璃 「今日はありがとう!また話しましょ!」
🌸 「はい!ありがとうございました!」
空を見ると、もう薄暗くなってきていた。
🌸 「やばい!夜になる前に帰らなきゃ…」
🌸は小走りで林道を進んでいった。