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みつふぁんのみなさん!こんにちは、みつばです!
本日はですね、我が相互たそむぬちが
ななんと2000人突破したということで作品書いております✌️
ネタ結構頑張ったからいいね頼むのだよみなのもの🫵🏻🫵🏻🫵🏻
初めて書く種類なのでお楽しみあれ!🫵🏻🫵🏻🫵🏻
むぬちへ
2000人おめでとぉぉぉ!
追いつかれそうで焦ってるよ🙃
むぬちが大きくなっても私を認知したままにしておいてねやめてよ??
離れないでよね🫵🏻🫵🏻🫵🏻
これからも仲良くさせてねぇぇぇ!😘
それではどうぞ!
注意
・桃赤
・nmmn、BL
・タヒネタあり
赤視点
リアルに生きたくなかった
ただ、インターネットの世界にひきこもりたかった
だけど、親も学校も友達も、
誰もそれを許してくれなかった
家では叩かれるし、暴言吐かれるし、…まぁ、俺が孤児院から来たからなんだけど
生みの親からは捨てられて、育ての親からは虐待されて、
友達からも愛されなくて
こんな環境でどう生きろって?
こんな世界、いる意味ないな
赤)…りうら、疲れちゃった、笑
泣き腫らして赤く染った目元
俺は、天使になりたい
小さい頃からの夢だった
天使っ、て可愛らしいじゃない?
羽が生えてて、金の輪が輝いてて、
何より綺麗だ
俺は綺麗になれないから、
いなくなる時くらい、綺麗でありたい
きゅ”、
握りしめた桃色のネクタイ。
天井に貼り付けて輪にする。
赤)(…ここに首を通せば、)
ベットの上からネクタイを掴んで、首を通した
今日は8月31日。
夏休みの最終日。
蝉の声がうるさく耳を突き刺す
ばいばい、俺の人生
そのまま俺はベットを蹴った
その時、視界がただぐりんと回って真っ暗になった
ぼてっ、
赤)いだぁ”ッ…!?
感覚がある
手を握れる、手足が動く
赤)…ここ、は…?
そこは薄い桃色の雲がかかったような広い場所だった
俺の頭の上には金の輪が。
嗚呼、俺死んだんだ
やっと
赤)…やっと、か、…笑
ひとりで掠れた声で笑う
周りに沢山同じような格好をした天使たちがいる
だがみんな、翼がない
声をかけても返事がない
どうして…?
赤)…ここでも、除け者なの…?
涙がぽろぽろと出てきた
もう、ここがどこかも分からないけど
ただ寂しかった
どこに行っても俺はダメなんだって言われてるみたいで
)…君、大丈夫…?
赤)…へ、
)いや…ごめね変だね、笑
)俺は…
桃)ないこ、ないこって言うんだ、笑
赤)な、いこ、…
赤)こんにちはなのかな、ないこさん、笑
桃)うん、今はこんにちは
そう言って空から飛んできたないこさん
ないこさんには大きな翼と神々しい光を感じた
隣にぽふ、と音を立てて座る
軽そうな音だった
赤)ないこさん、ここはどこなんですか…?
桃)うーん、笑
桃)ここがどこか、ねぇ、笑
苦笑するように口元を手で覆うないこさん
濁していて詳しく教えてくれなかった
赤)じゃ、じゃあッ…あなたは、何者なんですか…?
明らかに人間では無い
羽に金の輪、そしてその優しすぎる瞳
俺の出会った人間とは何一つも噛み合わない
桃)俺?笑
桃)俺は…ね、笑
ぷす、と頬に人差し指をさされる
なんだと思っていると口を開いた
桃)君の彼氏だよ、笑
赤)…かれ、し、…?
抜け落ちていたような記憶が戻ってきた
そうだ、生前の俺には彼氏がいた
誰よりも優しくて、かっこよくて、気付いた時には車道側を歩いてくれているような
年上の彼氏
なんでここに…?
赤)…ない、くん…?
ぽろりと出てきたその言葉
何故だろう、あなたの事をないこさんじゃなくて、
ないくん
そう呼んでいた気がした
桃)そう、だよ、笑
桃)りうら、笑
頭を優しく撫でられる
嗚呼、俺には彼氏がいたな
どうして忘れていたのか、こんなににも大切だったのに
抱きしめられたから、抱きつき返して、
淡い時間が進んだ
桃)あ、ごめん
桃)俺もう戻らないと…笑
赤)どこ行くの?
桃)んー?料理作るの、笑
赤)料理…?
桃)そう、料理、笑
まってて
そう言い残してないくんは少し高いところに飛んで行った
どうして、こんな所にないくんがいるんだろう
というか、なんでこんなににも普通に物事が進んでいるんだろう
赤)なんか、おかしいよね…、
何かがおかしい
それだけ分かった、分かったのに
不意に視界が暗くなった
)だめ、帰ってきてよ”っ、泣
泣きながらそう言う声が聞こえた
誰のものなのかまでは、脳が働かなかった
~~♪
優しい歌声が聞こえてきた
低い声なのに、どこか安心できて
優しい声
赤)ん”、…うぁ、…??
桃)…あ、起きた、笑
桃)おはよ、笑
優しく頭をまた撫でられる
真上から声がして見てみればないくんが朗らかに笑う
膝枕をされていて、太ももがふわふわと感じた
桃)ここで寝てたけど…大丈夫?笑
赤)ん、…多分、笑
桃)多分て、…笑
桃)風邪ひくよ?笑
赤)風邪ひくとかあるの?笑
桃)多分、笑
赤)設定ぐだぐだだなぁ、笑
桃)言っちゃいけないやつだってそれ
なんか、他愛のない話が続いて、
楽しくて
嗚呼、俺死にたかったんじゃないんだって気付いた
ただ、ただ多分、ないくんと二人でいたかったんだ
笑い合えれば良かったんだ
それに気づかないうちに俺は死んで、
赤)…泣
桃)え!?ちょ、大丈夫ッ!?
焦って背中をさすってくれる
ああ、これすらも気付けなかった
遅かった
俺はもう死んだんだ
きっとこれは走馬灯
ないくんと最期一緒に居られてるだけ
赤)ごめん”っ、…ごめんねぇ”っ、泣
泣きながら抱きつく
何もかも分からず、ないくんはただ自身の腕と翼で抱きしめてくれた
天使になっていても、変わらず優しいな
走馬灯で自分のやりたいこと叶えてるのかぁ…、
天使なのかな、これは
金の輪が頭の上で輝いてる
生前より…、綺麗になれたかな、俺
桃)泣き止んだ…?
赤)うん、ごめんね心配かけて、笑
桃)大丈夫だよ、ずっとそばに居る、笑
なんて笑ってくれる
さて、いつまでこの走馬灯が続いてくれるのか
いつまでも続いて欲しい、やっとないくんの大切さに気づけたから
なんて、俺の都合がよすぎる
赤)…ないくん、
頬に手を寄せる
桃)…待って、
人差し指を唇に置かれる
赤)…んむ、…?
桃)俺から…させて?笑
甘い笑いと共に唇が重なる、
その時にまた
ぐるりと視界が暗くなった
赤)…ぇ、
目が覚めた
手には桃色のネクタイと、真っ白な羽がひとつ
俺は今、首にその桃色のネクタイをかけていたところ
あれ、さっきまでは…寝ていたのかな?
何故か、ここでないどこかにいた気がする
そして誰かにあった気が、
赤)…誰だっけ
ぽつりと1人の部屋で呟いた
まぁいいかと、今までの苦しみからとうとう解放されるのだと
また何かおかしいな、
なんて心の中で思いながら
俺はベットを蹴った
赤)ばいばい、俺の人生
ぐりんと目玉が回ったような、そんな感覚
徐々に真っ暗になって、頭に血が上って暑い
赤)あ”、はぁ、…笑
またひとつ、掠れた声で笑う
目からは何故か、涙がとめどなく溢れていた
桃視点
桃)だめ、帰ってきてよ”っ、泣
ひとりで泣く
ここは病院
目の前には冷たくなった手、今も変わらずさらさらな赤色の髪
俺の大切な彼女
りうらっ、て言うんだ
りうらは…今朝、突然首を吊った
でもそれを見つけたお母さんが病院に搬送し、一命を取り留めた
だが、りうらは吊っていた時間が長かったからか
昏睡状態。
俺は必死に、学校を休んで
冷たくなった手を握りしめて温かみを戻そうとした
でも、どんどん容態は悪くなるばかりで
手は刻刻と冷たくなっていく
どこか、遠くに行ってしまいそうで
声を必死にかけ続ける
桃)嫌だよ”っ、りうら”っ、お願いっ、…泣
かすれてきた声で、また名前をひとつ呼ぶ
もう、医師に助からないだろうと言われた昏睡から2日目
諦めきれず、りうらの好きだった歌を歌う
桃)…~、~~♪
所々咳き込んで止まったりもしたけど、愛を綴る歌
りうら、
お願いだから俺の元に戻ってきて
そう願い続ける
根本に気付いてやれなければ意味もないこと、
これをりうらが昏睡状態から、植物状態になった時に見つかった
遺書で気がつけた
ないくんへ
ないくんは高校生で…今年大学受験だよね、笑
こんな時にごめんねほんと、笑
でも、辛くて耐えられなかった
今を生きていたくなかった
誰に話しても、生きてとしか言われなくて
俺を認めてくれなくて
もういっそ、俺そのものが無くなってからなら、みんな俺の気持ちに気付いてくれるのかなとか思って、笑
だから、消えてみようと思ったんだ、笑
そしたら…みんな俺の事を大切だったって気付いてくれるのかなって思って
変な理由なんて自分がいちばんわかってるよ
でも、でもね、
ただ辛くて、泣きたくて、苦しくて、叫びたい毎日だった
言えなくてごめんね
嫌われたくなかったんだ1番大切だったから…ないくんが、笑
いつまでも、愛しているから
これを読んだ時ないくんは会いに行くとか言って、来ちゃいそうだからお願いするね
俺は待ってるから、いつまでも
おじいちゃんになってから…会いに来てね
りうら
拙く、所々滲んだ文字で書かれた遺書
遺書と書かれた茶封筒には俺宛のものしか無かった
桃)俺だってッ…愛してるよ”っ、泣
遺書を濡らさまいと抱きしめて、病室で泣いた
あなたにまたいつか、温かみが戻るのなら
その時には優しく頭を撫でさせて欲しい
「よく頑張ったね」
その言葉と共に
赤)………?
桃)どうかしたの?笑
赤)…いや、多分なんでもないよ
そう言ってないくんの手を取る
俺の世界は…ここだけ、
きっとそうだ
ないくんは彼氏で、これもまた走馬灯
核を突くようなことはもう考えないでおこう
俺にはないくんと、この暖かい世界しかないから
#,幸せな夢の中
はぁい、てな感じになります 笑笑
説明無いと分かりにくいかと思うので解説と一応考察要素です👇🏻
赤さんはリアルに嫌気がさし、誰も自分を人としてみてくれないと感じていた
その中でも桃さんが最大の光だった
だけど、家にいる時間の長い夏休み。
桃さんは高3で大学受験で忙しくあまり会えなくなる、そのまま家族といる時間が増え
赤さんは自殺を決意。
そのまま亡くなってしまおうと、そう考え実行
→そのまま死ぬはずが、上手く死ねないまま親にみつかり救急搬送。
昏睡状態となり、あの天使の世界の話は赤さんの夢の中、とも言える
天使の世界でも桃さんが出てきたのはそれくらい愛していたから、大切にしていたから。
ちなみに今朝の投稿読んだ方気付いたかもですがこちら水白の世界とリンクしてます🙃
あの料理くれた人が桃さんです
続
次に目が覚めた、というのは死ぬ前に戻ったのではなく夢の中。
ずっと昏睡状態のままで。
あの場所で首を吊ることで天界へと行き、空想上の桃さんと会える。
本物は昏睡状態から目覚めないと出会えないというのに
ということに脳が気付き始め、最後首を吊る時に涙を流していた
桃さんという存在に気付けず、また自殺してしまう自分が悔しかった
桃さんは救急搬送されたことを聞きつけ、病院に来たが時すでに遅し。
赤さんは昏睡状態。
ただ必死に呼びかけていた。
作中にて、誰かが赤さんに呼びかけるシーンは昏睡状態の赤さんに声をかけるリアルの桃さんの声です。
そして天界とリアルがたまにリンクしていたところは(歌など)
リアルの赤さんにも聞こえていたから反映されたものです。
赤さんは死んでから桃さんを無くしてしまったことを後悔し、
桃さんは赤さんの辛さを遺書を読むまで気付いてやれなかったことに後悔をする。
互いにちゃんと愛していたのに
みたいなエンドです!
伝わったかな…???
考察👇🏻
最後の部分は赤さんがリアルに戻らないことを意味しています
リアルに嫌気がさしたとはいえ、桃さんを大切に思う気持ちは変わりません
だから夢の中の桃さんと一緒に居ることにしたのです
本来の桃さんを忘れて、忘れるようにして
ネクタイが、桃色なのはもちろん桃さんです。
プレゼントで貰ったのか、それほど大切にしていたのか。
なんにせよ夢の中にまで現れるものなので桃さん関連のものでしょう
何かおかしい、という部分はやっぱり夢だから変にリアリティがあったりして脳が錯覚していたからです。
遺書にあったおじいちゃんになったら会いに来て、は
桃さんが健康的に歳をとり、自分よりいい人生を歩んでから会いに来て欲しいという赤さんなりの思いやり。
夢の中で頭を撫でられていたのと、桃さんが頭を撫でたがっていたのもリンクですね🙃
こんなもんですかな?笑
天使形のお話にしたのはむぬちが天使ちゃん系なので(?)
赤さんは桃さんを愛しているからこそ、夢の中に留まることにしたのです
→リアルには桃さんは居ないと脳が思い込んだから
(走馬灯だと思っているからそこに出てきたということはないくんはもう死んだとか思ってる)
まぁ何が書きたかったかっていうとループものですね、はぁい、笑笑
赤さんは植物状態の間に夢を見ていて、その夢の中で何度も同じ行動を繰り返す。
夢の中に、夏休みに閉じ込められたとも言える
みたいな??笑
お祝いにしては内容おもた、😐
まぁこれが私ということでね
頑張ったので良ければ連打とか…|˙-˙))
コメント
11件
説明乗せてくれるのありがたいです、、、✨結局は誰も救われないってのがまたいいです!!
考察見ていてめっちゃしっくりきたし最高すぎた😭👏🏻✨ 考察載せてくれるの感謝すぎます🙏 桃赤とか赤桃のドロドロや切ない系は神すぎる!😇✨💕
このお話の内容、雰囲気とか大好きなのに、さらに奥深くて最高すぎました( ;∀;) 上手く繋げるのとか天才すぎないか?