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桃side
<がたんっ!ごんっ!>
深夜2時微かに聞こえる物音で目が覚める
まだ眠い目を擦りながら自部屋から出て音が聞こえる部屋まで向かった
<こんこん>
桃『りーぬ、入るよ』
赤side
桃くんと夕食を食べ寝るために自部屋で過ごす
ベッドに寝転びながら今日あったことを思い出して1人反省会をしているとだんだん自分への怒りが湧きイライラし始めて呼吸が浅くなっていく
赤『ん゛ぅ~、はぁ、ん゛』
いくら唸っても時は戻らないし時間の無駄だって本当は分かってる
でも、でも、、
あの時こうすれば…って
昨日反省したはずのことを今日もしてしまった自分はきっと出来損ないなんだって、、
俺って本当に生きるの向いてない
・
赤『もぅッ!ん゛!』
机にあるものを落として、
腕を切って、
自分の頭を殴る、
きえたいって思った
しにたいって思った
普通の人ならもっとちゃんとできるのに
どうして俺はこうなんだ
否定的な言葉がとまらない
赤『う゛ぅッ、ぐすっ、ん゛!』
処方された薬をたくさんだして口に運ぼうとした時大好きな人に腕を止められてしまった
桃『りーぬ、そんなに飲んだらだめだろ?』
安心する優しい大好きな声は荒れ果てた俺の心を浄化する
赤『んぅ゛、、ひくっ、うぅ~、』
桃『こっちおいで』
赤『う゛ぅ~ 、ぐすっ、』
桃『そう、えらいな』
握ってた薬が取られた代わりにさとみくんが優しく抱きしてめくれた
桃『大丈夫大丈夫、生きててえらいなぁ』
赤『しにたいのッ!おれさいていだから!』
桃『俺はしんでほしくないけどな』
桃side
何があったのか聞くと感情的になりながらも教えてくれた
自分へイライラしてしまったらしい
自己肯定感が恐ろしく低くなったのは病気のせいだから本来のりいぬは悪くないって何度伝えても上手く伝わらない
桃『そんなに気にしなくても大丈夫』
説明しながら感情が高ぶって腕を掻きむしる赤の手を握って伝える
赤『もうッ、やだ、』
桃『やだなぁ、それでも今日を頑張った赤は偉いよ』
赤『ぐすっ、さとちゃ、ぎゅぅして、、』
桃『赤が満足するまでいくらでもやってあげるよ』
赤『ん゛ぅ、ひくっ、』
桃『大丈夫、大丈夫、えらいなぁ、』
赤を抱えながら左手で背中を撫でて右手で頭を撫でていると段々呼吸が落ち着いて口数も減ってきた
赤『んぅ、、ひくっ、』
桃『寝ていいよ、おつかれさま』
寝てしまった赤をベットに寝かして布団をかける
赤はよく頑張ってるよ。
END
コメント
3件
毎回毎回神作ありがとうございます!! もう最高すぎる… 質問なんですが主様が良ければ自分プロフに憧れ様のお名前書かせていただいてるんですけどそこに書いてもいいですか?嫌だったら全然無理ですって言ってください! 素敵な作品ありがとうございます!長文失礼しました!
ほんとに毎回神作品すぎません?! めっちゃおもしろかったです!
全て読まさせてもらいました.ᐟ ほんとに主様のお話好きすぎて付き合って欲しいぐらいです、、、.ᐟ.ᐟ