episode.7「僕の過去。」
最近寒いね
僕は、昔のことを話し始めた。
昔から、親に虐待されていた。
毎日殴られて、
毎日叩かれて、、
毎日蹴られて、、、
暴力だけじゃない。
暴言だって言われた。
学校はなんとか通っていた。
でも…
『なんでそんな髪伸ばしてんのー?』
『髪切る余裕がなくて…ッ』
『おいみんな ~ッ!!こいつ貧乏で髪切れないらしいぜ ~!!』
『ぁッ、ちょっ…!』
ある日突然、いじめられるようになった。
学校にも家にも居場所がなくなった。
家に帰りたくない。
学校に行きたくない。
生きたくない_。
親に「学校でいじめられてる」って言っても、
『は?そんなの学校行きたくないから適当な口実言ってるだけでしょ?わかったらさっさと学校行けよ』
って、休ませてもらえなかった。
そして、最終的に_
『もうあんたなんていらない、!!』
捨てられた。
(眠いな…、でも寝たら死んじゃう…ッ…)
(…やばい、意識が…)
「おい、お前、こんなとこで何してんの?」
「…ぁッ…だ、れ…っ?」
side.9才の刻和
ある日の学校の帰りだった。
ボロボロで、今にも死んでしまいそうな子供を見つけた。
虐待でもされてんのか…?
何があったんだ…?
「おい、お前、こんなとこで何してんの?」
「…ぁッ…だ、れ…っ?」
…絶対虐待だな。
どうしよ、こいつ…
帰る場所ないよな、絶対…。
拾うか☆
「来い、帰るぞ」
「え、ちょ…あの…??」
「何?お前明らか虐待だろ。捨てられたんだろ?ほら帰るぞ」
「それは…そうだけど…」
はい言い返せな ~い☆(9才の頃はちょっとあほだったご様子。
よし持って帰ろう((?
「てかお前の名前は?」
「折原、える、君は?」
「安西刻和。よし帰るぞ」
その後、色々と質問されたが、適当に答えて連れ帰った。
side.12才える
刻和くんが拾ってくれたおかげで、今は楽しく生きている。
もうすぐ小学校卒業か…
あ、そういや!!
「刻和くんも同じ中学通えるよね?」
「…ごめん」
…え?
無理…なの??
「成績悪すぎて…」
あ ~…。
まあ刻和くんだいぶ成績悪かったからね…。
いつも下から何番目ぐらいだったよね、
「…じゃあ、もう会えないのかな…」
「絶対会えるよ、」
「え、何その自信」
…そして、2年ほど1人の時期があった。
なぜか2年後、僕が通っていた学校が廃校になり、
刻和くんと同じ学校になった。
「…あとはみんなの知る通りだよ、」
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