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コメント
2件
華織に抜錨歌ってもらう〜
華織:忘れられぬものだけが美しいのではないのでしょう
華織:忘れることばかりが美しくはないでしょう
華織:悲しいことばかりが人生ではないのでしょう
華織:さりとて喜びとは比べ往くでしょう
華織:船よ船よ荒波の中で流されずいられたでしょう
華織:水底に根差すあなたと穿った少女時代
華織:さよならする頃強いられるのは
華織:抜錨、 傷の数を数えて痛みの数指を折る
華織:一つあまり小指は愛しさの分ね
華織:辛いこともありましょう
華織:あなたの所為もありましょう
華織:それでも赤い糸結わえているのでしょう
華織:底知れぬものだけに怯えるのではないでしょう
華織:届かぬものばかりが妬ましくはないでしょう
華織:優しいことばかりが優しさではないのでしょう
華織:さりとて赤裸々ではこそばゆいでしょう
華織:羽よ羽よ人並みを望み人波に拒まれては
華織:皆そこを目指すまだ葛藤があった少女時代
華織:無辜でいた頃を遠ざけるのは
華織:熱病
華織:髪の長さ揃えて爪の先を塗り直す
華織:あどけない唇も色めき立つのね
華織:叶うこともありましょう叶わぬ人もおりましょう
華織:それゆえ慰めずにいられないのでしょう
華織:羽よ花よ水面に散って
華織:傷の数を数えて痛みの数指を折る
華織:一つあまり小指は愛しさの分ね
華織:悔やむこともありましょう私の所為もありましょう
華織:いつかは赤い糸断ち切るのでしょう
華織:花びらに囁きを哀れみから口づけを
華織:懐かしんで初めて過ぎ行くのでしょう
華織:惑うこともありましょう誰かの所為じゃないでしょう
華織:難しいものですね愛するということは
主）どうだった？
華織:これめちゃめちゃ高いんだけど…
主）まあまあ
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