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「ッ?!」
わかっていた。
わかっていたことなのに何故か心が痛い。
「くっそ、 」
「2人が、ネイバー…」
「どーするかなぁ、」
ネイバーを見つけた以上処理しなければならない。
そう約束してここに潜入したんだ。
でも、
もし私が見て見ぬふりをすれば、
何も消えるものは無い。
処理することになった時、私はどうすればいい。
どうすれば、
「リュカ?」
「…」
イロアスなら、何か
「イロアス」
「付き合え」
私は煙草を掲げイロアスを呼ぶ。
「いいよ」
「フー、…うま」
「で、何かあったん?」
「え?」
「俺を煙草に誘うって何かあるんじゃないの?」
「フッ笑」
「鼻で笑うマ?」
「…」
「なぁイロアス、」
「ん?」
「もし、もしボーダーの中にネイバーがいたらどーする?」
「は?それは、」
「じょーだんじょーだん!、笑」
「今の忘れて」
「…助ける、理由があってもなくてもずっと一緒がいいから俺は助けたい」
「かな?」
「そう、まぁあんがと」
「今度なんか奢るわ」
「しゃー」
「まさかあんなこと言ってくるとはね、」
「俺に言うってことはもう誰かはわかってんのか…」
「もしかして、俺がいつも一緒にいるやつの中に、?」
「いや、考えるのはよそう」
「助けたい、かぁ…」
「私も助けたいな」