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『自慢の彼氏だよ』
そう言って、彼女は笑った。
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これらは彼女の二つ名だ。
彼女が出る戦争は必ず勝つ。
そのため、こんな二つ名が付けられた。
皆は、彼女にピッタリな二つ名だと言っていたが
彼女は、少し恥ずかしいと笑っていた。
一度だけ、彼女が戦争に出なかった、いや、出れなかった時があった。
彼女が訓練中に全治二ヵ月の怪我を負ったのだ。
怪我をしたのは戦争の一ヵ月前だったため、戦争に出れなかった。
、、、まぁ、この事は追々話そう。
あの後、兵士達の訓練態度に関しての会議を行った。
レイが厳しくしていた理由を聞き、
レイに非はなく、兵士達の訓練態度に問題があるとされた。
まぁ、当たり前だ。
レイがあんなにもキレていたのは民を愛するが故、兵士達の将来を思っている為だ。
自分たち幹部が、自分が居なくなっても、大切な人を守れるように。
自分に何かあっても、国民を守っていけるように。
それから、俺たち幹部は全てを兵士達に話すことにした。
何故、レイが兵士達に厳しくしていたのか。
何故、いくら報告書を出しても対処がされなかったのか。
全て正直に話せば分かってくれると思い、この案に落ち着いた。
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この件から、2ヵ月が経った。
あの会議をした翌日、俺たちは兵士を集め、全てを話した。
皆は真剣に俺たちの話を聞いてくれた。
レイの言葉、気持ちを聞いた兵士達は、感動している様だった。
泣く者、驚く者、申し訳なさそうにしている者、納得している様な者と、様々な反応を示していた。
だが、兵士,基騎士とは、プライドが高い者である。
そのため、納得しない奴もいた。
そんなもの理由にならない。自分達は充分強い。自分の方が強いからと調子に乗っている。など、くだらない屁理屈を言っていた。
レイはとても耳が良いため、しっかりその言葉を捉えていた。
それから、
『そんなくだらない屁理屈を言う暇があるなら、私たち幹部を超えられるよう努力しろ。』
『私に勝てもしないのに充分強い?私が調子に乗ってる?ふざけるな。調子に乗ってるのは一体どっちだ??』
『いいか。この世界はいつ何が起きてもおかしくない。私たち兵士が訓練を怠ってしまえば、国はおろか、国民を守る事も不可能だ。』
『そんな頼りない兵士が国を守るなど、言語道断。』
『私たちが弱くなってしまっては、何も出来ない国民は誰を頼ればいい?』
『国を守れもしないのに、大切な人を守れるものか。』
『調子に乗りたければ、私たち幹部に勝てるぐらい強くなれ。』
と、思いっきり論破した()
それを聞いた納得していなかった兵士達はポカンとしていた。
それを見た俺たちと納得していた兵士達は全員大爆笑←
やっぱり、俺の彼女は強いなと改めて思った。