「私」
私ってなんだろう?
私はなんのために生きているの?
私がここにいる意味はあるの?
そんなことを思うようになったのは高校生活
最後の春。
私は友達もいない。
もちろん彼氏なんていない。
家族も私を愛してくれない。
私が嫌いらしい。
私は愛してたのにね…。
学校に行く意味なんか無いと思う。
楽しくない。つまんない。
でも行かないといけない。
大学受験とかあるし。
そんなことを思いながら過ごす毎日。
私だってもっと楽しいことしたい。青春したい。
だけど、無理なんだよね。
「行ってきます…」
挨拶をしても誰も反応しない。
そんなのもう慣れた。
みんな楽しそうに登校してるな…。
もちろん私にはそんな相手はいない。
悲しくなってくる。
そんな私が嫌だった。
「ねぇねぇ、君どうしたの?」
「えっ…?」
「泣いてるじゃん。」
泣いてるなんて気づかなかった。
そうやっていつも泣いてたのかな。
「ちょっと来て。! !」
「えぇ…ちょ!」
いきなり手を繋げてきて、早歩きに歩きだした男の子。
どこに行くのかもこの男の子が誰なのかも分からなくて頭がパニックになった。
男の子と手を繋いだのも初めてなのに…//
しかも私はあまり男の子と話さない…。
心臓バクバクだし頭パンクしそう。
そんなこと思ってたら近くの公園に連れられ質問された。
「んで…どうして泣いてるの?」
「どうしてって言われても…」
「泣いてるんだったらなんかあったはずでしょ。」
それはそうだけど…。
「あそっか。俺が何者かも分からないから話しずらいよね、ごめん。」
「俺はただの中学生。ま、よろしくね。」
「ええ!?中学生!?」
私は驚きを隠せなかった。
大人っぽくて身長も高い。
私より少し下の高1とか2とかかなとか思ってたけど…。
「そんなに驚きます?笑」
そう言って男の子は笑った。
「驚くにきまってる…((ボソ」
「ふふっ。君は?」
「私は結構変わってる人。で高3。」
「ふーん。意外と大人だった。笑」
ずっと笑ってる。私とは違う…。
てか、なんなの…!!なめられてる…?
「そうですか。」
「なんで泣いてたのかは分からなかったけど。なんかあったらいつでも頼ってね。 」
「めっちゃ上から目線だけど。笑 」
「俺この辺通学路だからまた会おうね。」
「俺もう学校だから!バイバイー!!」
「えっ!ちょっと…!!」
いきなりどこ行くと思ったら。学校だもんね。そりゃ中学生。
「バイバイ…!」
なんか話してて楽しかったな。
また話したいな。
私も学校行かないとっ…。遅刻する…。
私はなんで泣いてたのかも忘れて軽い足取りで学校へ向かった。
この出会いが運命を変えるなんて。誰もが思わなかった。
コメント
7件
やべ神様見つけたかも👀👼 ていうか元から神様だわ!!(? タイトルも内容も好きすぎる🫢🫢!! 年下恋愛物大好物です🤤 ( 好きが詰まりすぎてる…🥹 全然自分勝手でもないし、自己満じゃないが🙄 むしろ嬉しい✨✨ 続き楽しみにしてるぜ😎
え好きです 結婚しよっか✋😘😘😘😘😘 年下に恋する世界線好き大好き 好きが止まらん(((((( 自己満でここまではさすがすぎて👏
はい神ーーーーー!!😎✨ 流石の天才ですわ めッッッちゃくちゃ続き楽しみにしてる!🤭