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お茶はすでに7杯目のおかわりで、小さなイチゴショートケーキはその痕跡だけを皿の上に残しているのみとなっている。


というかケーキは食べないダリルさんのを貰って美味しく頂いたので、わたしの目の前にはお皿が2つある。わたしとてもニッコニコである。


「いつから弓を持ったんだ?」


食べ終わるのを見計らって話しかけてきたのは、わたしに見惚れていたからかな? なんかロズウェルさんがちょっと笑った。


そういえば別に仕事でなくとも成人してなくとも弓を使うだけなら子供の頃から使っていたりもするのかな?


「仕事始めてからですよ? それまでは孤児院でお料理や洗濯とか掃除とか……小さい子の面倒とかみてましたからっ!」


この街で生きていくのに子供が狩りに出るという習慣はなく、またその必要もない。原始生活でもなく食肉は依頼を受けた冒険者が調達したり、昔の人が作ったと言う牧場が街の仕事の一つとしてあり多くはないけど家畜化された牛や豚が飼育されている。




「ここの孤児院育ちか……それなら分からなくもないか」


この街の孤児院の子どもたちは集団生活の中でたくさん遊び、それぞれ何かしらの仕事のお手伝いをしたり自分のことも自分で出来る。そうして育つ子どもは何なら他の普通の家庭の子どもよりも自立してあり、孤児なのに評価としては高い傾向にある。


それなのに、ダリルさんは何が分からなくもないんだろう?


「まあ、一応方針は決まった。弓を使えるようにしてやる。」

願いを叶えるは心失くした男

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