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第六話「闇への旅路」.
ー注意ーー
第一話参照の為割愛
苦手な方は予めご了承ください
rbrの過呼吸に、執務室は騒然としていた。
knがrbrの背中をさすり、zmとshoがshpを睨みつける。
shpは、自分のせいでrbrが苦しんでいるという事実に、打ちひしがれたように立ち尽くしていた。
しかし、その顔に浮かんだのは、深い絶望だけではなかった__
彼の瞳の奥で、新たな狂気が芽生え始めていた。
「rbrさん…ワイのせいで…」
shpが力なく呟いた。
だが、その声には、どこか冷たい響きがあった。
zmがその異変に気づき、警戒するように一歩前に出る。
「おい、shp。何考えてるんや…」
zmの言葉を遮るように、shpはゆっくりと顔を上げた。
その表情は、先ほどまでの絶望を拭い去ったかのように、恐ろしいほど冷静だった。
「ワイがrbrさんを苦しめている…それは、ワイがrbrさんのことをまだ『全部理解できていない』からだとしたら…」
shpの視線が、焦点の定まらないまま、部屋の中をさまよう。
そして、その視線が、過呼吸で苦しむrbrに固定された。
「だったら…rbrさんのことを、誰よりも深く理解できる場所へ…」
次の瞬間、shpの動きは電光石火だった。
彼は一瞬にしてrbrの傍らに飛びつき、苦しむrbrの身体を軽々と抱き上げた。
「っおい、shp!何してんねん!!」
knが叫び、手を伸ばすが、shpはすでにrbrを抱えたまま、執務室の窓を破って外へと飛び出した。
ガラスが粉々に砕け散る音が響き渡る。
「rbr!!」
zmとshoが慌てて窓から身を乗り出すと、そこには既にshpの姿はなかった。
夜の闇に紛れて、彼はrbrを連れて姿を消したのだ。
基地中に緊急事態が発令された。
rbrがshpに連れ去られたという情報に、幹部たちは騒然となる。
grとtnが司令室に詰め、情報収集と捜索の指示を出す。
「shpの奴、一体どこへ向かったんだ…!」
grが苛立ちを露わにする。tnは冷静にモニターを操作しながら、shpの行動パターンを分析していた。
「あいつの執着心を考えると、人里離れた場所か、あるいは過去にrbrが興味を示した場所…プライベートな、誰にも邪魔されない場所を選ぶ可能性が高いな。」
utは、顔面蒼白で震えていた。
「shp…まさか、
rbrを監禁するつもりじゃ…?」
zmは怒りを露わに、壁を殴りつけた。
「ふざけんな!あいつ、rbrの何を知っとるって言うんや!あんな歪んだ愛で、rbrを傷つけて…!」
shoも、眉間に深い皺を寄せている。
「急がな…rbrの身が危ないかもしれん…!」
その頃、shpはrbrを抱え、森の中を駆け抜けていた。
rbrは意識を失っており、その身体はshpの腕の中に完全に預けられている。
「心配しないでください、rbrさん。これからは、誰も俺たちの邪魔をしません。ワイが、rbrさんの全てを理解して、完璧な世界を作りますから…
俺たちの二人だけの世界を…」
shpは、どこかにある隠された小屋へと向かっていた。
それは、彼が以前から密かに準備していた場所だった。
周りには人っ子一人いない、深い森の奥。
外部との連絡手段も遮断され、完全に閉ざされた空間。
小屋に着くと、shpはrbrをベッドに優しく横たわらせた。
部屋の中は、rbrが倒れる前に彼の部屋にあった「rbrの顔がプリントされたクッション」や「名言ポスター」が、所狭しと飾られている。
まさに、rbrの部屋を再現したかのような空間だった。
shpは、rbrの頬にそっと触れる。
「これで、もう大丈夫。誰もrbrさんを傷つけない。ワイだけが、rbrさんを理解し、守れるんですから。」
shpの瞳は、狂気に満ちた愛を湛えていた。
彼は、この場所で、rbrと二人きりの、永遠の楽園を築くつもりだった。
rbrの意思を完全に無視した、歪んだ愛の逃避行が、今、始まった。
果たして、他のメンバーはshpとrbrを見つけることができるのでしょうか?そして、rbrはshpの「愛の檻」から逃れることができるのか、それとも…?
shp「rbrさん、アイしてますよ、ᡣ𐭩」
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コメント
7件
昨日この作品見つけさしてもろて今一気見してるんですが、 書き方がすっごいお上手で、こっちまで鳥肌立っちゃいました!!! ほんっっっとにすごいです!!!尊敬します…✨
もう 最高ですか 、?!! この 先どうなるか わくわく してきました 、!!!
栄養をありがとうございます 続きが楽しみです 神さまですね