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『このアカウントの相談室凄い!!!』
『Lilleyの言葉、何故か凄く説得力あるんだよな』
『中の人はどんな人なんだろう』
『難しい勉強教えて貰ったし、この人相当頭いいよ?』
『メイクのことも教えてもらったんだけど、それやったらね、彼氏に褒めてもらった♡Lilleyも美人なんだろうなぁ…』
数々の言葉がいつからか『Lilley』の元に寄せられるようになった。
一部のネット界隈では結構有名になっているらしい。
この『Lilley』が自分だということが未だに信じられない。
手数料(しかも結構高いものもある)も取っているというのに、みんなして利用するのだから不思議なものだ。
確かに、普通の人に比べたら勉強は出来る方なのかもしれないが、偏差値が特別高いというわけではない。顔面偏差値なんてもっとだ。
「このまま身バレしたら私の人生が…」
そう、あくまでもやり取りは「ネット上」。
身バレすると色々と大変なことになる。
今の時代、特定班という厄介な奴らがいるのだから、その人たちに『「Lilley」の中の人は普通の女子高校生』だなんて知られたら…考えただけでゾッとする。
そして、なんとも言えないかなりの作業量の多さ。
この「相談室」に一日の大半の時間を注いでいると言っても過言ではない。
口コミでも「完璧」等といった”好印象の”感想が寄せられている為、日に日にハードルが上がっている。
最早、失敗なんて許されないという領域まで来ている気がする。
そう改めて考えると、この「相談室」にかなりの代償を払っているような…。
というかこれ、もうほぼ仕事では…?
「まぁ、それで色んなこと調べるから、お陰様で偏差値も上がってるし、メイクとかそういう流行りも周りの子についていけてるからいいんだろうけど…お金もちゃんと頂戴してますし………」
流石に全ジャンルの相談内容に完璧に対応するなんて至難の技なので、他の方々にも協力して貰っている。
ピコン
携帯が鳴る。
この音は…
「依頼の音かな」
これは、そんな私が受けた相談体験記と、その日常である。
さて、今回のご依頼の相談内容は…