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つうん@📚🐟💙
40
kaede🍁
1,137
慶応3年(1867年)
11月19日
土方歳三「おい、原田、永倉、お前ら…どこにいた?」
原田左之助「……あ…えっと…」
土方歳三「お前らが行くと言ったんだろ?」
原田左之助「はい…」
土方歳三「じゃあ何でいなかった?」
原田左之助「厠を探してまして…」
土方歳三「は?」
永倉新八「こいつが一緒に探せと言い出すもんで…中々見つからなくて…」
原田左之助「そう!それから中々出てこなくて…」
永倉新八「そう!そうそう!それで戻ってみたらもう…皆死んでたんでそのまま…ちょっと…クイッと」
原田左之助「いや、その後どこへ行けば分からなくなって…迷ってたんですよ、それで…新八がこっちだって言って付いてった場所が色街なだけで…」
永倉新八「はぁ?!ちげぇよ!お前が!!違うんです!土方さん!色街に行こうって言い始めたのは左之であって…」
土方歳三「話ぐらい合わせたらどうなんだ?」
永倉新八「ゔっ!」
原田左之助「いえ、こいつが人に押し付けてるのであって、嘘ではありません!こいつが言い始めたのです」
永倉新八「いや!違います!」
原田左之助「いや、違わないだろ!」
永倉新八「いや、違うだろ!」
原田左之助「………」
永倉新八「…あ…あぁ!土方さん、色街で坂本龍馬を見かけました!偶然とは言えど
龍馬がいるとは…捕まえた方が良かったですか?」
土方歳三「龍馬だと?!……いや…いい、捕まえなくていい、あいつが新選組に手を出さねぇ限り、俺も約束を破る気はねぇ」
土方は俯き呟く様に小声で口を開いた
土方歳三「それに…あいつには会いたくねぇ…」
永倉新八「…?…何か言いました?」
土方歳三「!…いや…なんでもねぇ、……これから戦が始まろうとしている、お前ら、ちゃんとしろ、いいか次は無いぞ」
永倉新八「はい!」
原田左之助「ありがとうございます!」
二人は深々と頭を下げ
土方はその二人を背に部屋に戻った
原田左之助「ふぅ…良かったぜ!」
永倉新八「怖かったな…」
原田左之助「あぁ…」
永倉新八「鬼だったな…」
原田左之助「なぁ、土方さんから許し来たし、平助見に行かないか?」
永倉新八「あぁ…そうだな…多分、
今頃、 伊東が死んでる事を知っただろうよ…」
原田左之助「行くか」
永倉新八「おう」
原田、永倉は走り平助の元へ向かった
永倉新八「平助!」
藤堂平助「しんぱっつっあん!良く俺らの前に現れたな…良く…」
永倉新八「悪かった…」
藤堂平助「何が…何が悪かっただ!やっぱり知ってたんだな?!知ってて俺を…」
永倉新八「あぁ…知ってた」
藤堂平助「なぁ…左之さんよ…俺がいないから酒が美味くねぇって言ったのは嘘だったのかよ?俺、あの時すっげぇ嬉しかったんだぞ!」
原田左之助「嘘じゃねぇ!」
藤堂平助「俺は、新選組を裏切った野郎だ、そんな奴と飲みたいなんて…俺がいないから美味くねぇ何て…そんなわけ、ねぇよな…」
平助は少し間を置き
藤堂平助「どうして…俺を連れ出した?どうして…裏切り者として行かせてくれなかった?」
永倉新八「お前は…裏切り者じゃねぇからだ」
藤堂平助「は?いや…新選組を出たんだぞ」
原田左之助「少なくとも俺らはお前を裏切り者として見てない、昨日言った言葉全てが誠だ、昨日も言ったはずだ、誠だと…俺らはお前を死なせたくなかったんだ」
永倉新八「……新選組をやめる、俺はお前が死んでたらそうしてただろう、確実に…俺らが言った事全て、俺らからしたら全てが誠だ、信じてもらえなくても構わねぇ」
永倉の声はかすかに震えていた
永倉新八「だが、お前を大切に思ってる気持ちだけは、誠だ。そのことだけは忘れねぇでくれ」
コメント
1件
ああっ、22話読んだよ〜😭💕 もう平助の「どうして裏切り者として行かせてくれなかった」からの永倉さんの「お前は裏切り者じゃねぇからだ」って流れがエモすぎて泣ける!!永倉の声震えながらの「大切に思ってる気持ちだけは誠だ」…あぁもう、男同士の熱い絆が尊すぎて胸がぎゅううってなる🥺✨ 土方さんの龍馬に「会いたくねぇ」も気になるし、次も絶対読むよ!!