抱きしめるの異能者くん使いまわします
それぞれの感覚無くすつもりなので
今回入れて後4回出てくるはず…
谷「与謝野さんっ治らないんですか?」
与「此れは異能の系統だからねぇ」
谷「そんな…」
ナオミの聴覚がなくなった
此の前戦った異能者は触った者の感覚を消すらしい
谷「あいつ…殺してやる…」
与「そうは云っても無理だよ」
ナ「兄様?」
谷「だいじょ…紙に書くか…」
『大丈夫だよ、僕がなんとかする』
ナオミは嬉しそうに笑ってみせた
その翌々日寮に戻るとナオミは居なかった
何処に行ったのか判らず探偵社に聞きに行ってみた
与「あぁ、買い出しに行くとかなんとか行ってた…」
僕は聞き終わる前に走り出した
此処から近い所は…此処かっ
走っている途中に救急車がいた
そんなことにも目もくれず走る
女「ねえ、やばくない?」
男「制服着てたぞ」
ボクは足を止めた
谷「其の人は!何処の病院に行きましたか?!」
女「えっと…確か〇〇病院に…」
今日で話を聞き終わらずに走り出すのはニ回目だ
今までに走ったこと無いくらいの速さで走る
あれはきっとナオミだ何で気が付かなかったんだ…
手術らしく終わるのを待っていた
ランプが消え、手術の終わりを告げる
谷「あのっ如何なりましたか?」
医「御家族の方でしょうか?」
谷「はい、兄です」
医「…残念ですが――」
其処からの記憶がない
気がつけば探偵社にいた
聞くと死んだような感情のない目をして帰ってきたらしい
皆に謝り、如何したのかと聞かれた
上手く説明ができなかった
病院に居たことは覚えている
何故、其処に居たのか思い出せない
何のためにボクは病院にいたんだ?
…まあ、忘れるほどのことだ
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敦「太宰さん、谷崎さん大丈夫でしょうか?」
太「静かに」
敦「あっ、すみません」
太「覚えていないみたいだね、ナオミちゃんのこと」
何で谷崎さんとナオミさんなんだ
あんなに仲が良かったのに…
敦「如何にもできないんでしょうか?」
太「此ればっかりは仕方がない」
思い出すのとこのままなのと…
一体どっちの方が幸せなのだろうか
僕は谷崎さんから目をそらした
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