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 王都ゾディアックから遠く離れた場所にそれはある。

 ラビディアの大森林と呼ばれるその場所は、メインウルフや紅龍など様々な魔物が徘徊する危険な場所……。
 その中心で、赤い鱗の大きな龍が地面に倒れていた。そんな龍の頭の上には、気怠げな雰囲気の女性が足を組んで座っている。その姿は、まるで玉座に座る王様のようだが、傲慢というより優雅という言葉がその女性には似合っていた。

「いやー悪い悪い!」

 彼女は笑いながら頭をかいている。女性の前には大柄な男性が驚いた様子で立っていた。彼女はその男に向かって話し始める。

「緊張した様子だったから、冗談で場を和ませようとしたんだよ」

「そ、そうなんですか」
(……いや、金を貸してくれって言った時の目は、どう見てもマジだったぞ)

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崖っぷち探偵と謎の少女と記憶の迷宮

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