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「!?」
いきなり倒れかけた成瀬を正面から抱える形で硬直する。その顔を覗き込んでみると静かに目を閉じたまま小さく寝息を立てていた。
…いや、ここで寝るとかぶっ飛んでんな。はしゃぎ過ぎて体力が底をついたのか。にしても、無防備極まりねぇな。
どうしたもんかと顔を上げると、対岸に見覚えのある人影を見つけた。
…和住。おそらくアイツも祭りの事務仕事を終えて成瀬を探しに来たんだろう。
冷静を装っているが、明らかに誰かを探し回ってんのが見て取れる。…やべぇな。見つかる前に移動するか。
自分の身体で成瀬を隠すように抱き上げ、俺は駐車場へと歩き出した。