テラーノベル
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これは凄い、というか地球を釣ったかな。
具体的には岩か何かに引っかかったとか。
でも引っ張ると、ちょっと動いた。
手応えも、少しある。
半信半疑で巻き始めたら、思い切りよく引き始めた。
これは大きい。
期待しつつ丁寧に捲いて、最後は彩香さんに網を入れて貰って無事取り込む。
ボラだった。
うーん、嬉しいのか残念なのか。
なお仕掛けは絡まったり変形したりして、もう使い物にならない。
「この季節のボラだから、匂いが移らないよう、ここで処理してしまいますね」
先生は、ボラのエラの奥をハサミで一撃した後、更にハサミで内臓を取り出して捨てて、洗った後、袋に入れてクーラーボックスへ。
そして先生のウキが沈んだ。
先生、竿をがっと上げる。
「かかりました」
これは、僕のと違って、豪快に引いている。
でも何とか捲いて、最後は先輩が、たも網を入れて。
「イナダですね。やっと狙い通りのものが来ました」
その後、30分くらいで、アミが無くなった。
「まあいいか。結構釣れたし、撤収で」
「夏休み前より、少しサイズアップしていますね」
そう言いながら片付けをして、そして久しぶりの、先生宅へ。
「久しぶりですし、刺身メインで行きましょうか。個人的に作りたいものがある人は、自分で調理して下さいね」
という訳で、僕は毎度お馴染みしめ鯖を作る。
頭を落として3枚に下ろして、ゆずポン酢+蕎麦つゆ濃縮3倍少々+砂糖にそのまま漬けて。
個人的には、この大きさのサバなら、塩でしめないで、これで充分。
しめ鯖というより、漬けに近い感じだけれど。
美洋さんと未亜さんは、小魚系を揚げている。
先生と彩香さんは、刺身を色々な魚で。
先輩は、例によって昼寝中。
そんな感じで1時間半経過後、久しぶりに、新鮮な魚が大量の食事だ。
それにしても。
「この辺の、タイっぽい刺身は何ですか」
白身に一部赤いタイっぽい刺身が、随分いっぱいある。
「全部、黒鯛ですか?」
「黒鯛の他、この辺がボラ、この辺の、ちょっと赤いのがイナダ、このあたりがアイゴです。それぞれ味は違いますよ」
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