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授業が終わり、下校の時間になった。莉央と帰っている時、莉央が言った。
「ねぇ、優希がなんで死んだのか、知りたくない?」
「先生が言ってたやつ?家族関係で死んだって言う。」
「うん。どんな事があったのか、知りたくない?」
「ま、まぁね。知りたいかな…」
「よし!じゃあ、調べよう!」
「う、うん。」
元気づけるように言った莉央。莉央もきっと、優希の身に何かあったのか、それを知りたいのだろう。でも、
「どうやって調べるの?」
「んー、財力があるんでしょ?優希の家は。」
「うん。インターネットで出てくるかな?」
「やってみるしかないね。」
「じゃあ、1回帰ってから、私の家に集合ね!」
「うん!」
僕は帰ってから、急いで準備をして、莉央の家に向かう。スマホとメモ帳を持って。
「お邪魔します。」
莉央の部屋に向かう。親は夜勤で居ないらしい。「やっほー!」
莉央の元気な声。何時もどうりだ。
「調べてみた?」
莉央に聞いた。
「ううん。全然。」
「そっか。周りに住んでる人に聞き込みしてみる?」
「でも、優希の家の周りは警察が沢山いるんだって。」
「んー、諦めるしかない気がする…」
僕は半分諦めていた。
「あ!だったら、警察の振りして行ってみたら?!」
「ええ…バレたらヤバいよ?」
「良いじゃん♩凛って演技得意でしょ?」
「まぁ、そうだけど…でも、身長が足りないよ?」
「あ、確かに…やっぱり諦めるしかないのか…」
「そうだね…」
その時、私のスマホが鳴った。
「お母さんからだ。」
「なんてきてる?」
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できるだけ早く帰ってきてね
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「早く帰ってきてね…だってさ。」
「じゃあ帰る?」
「うん、じゃあ、また明日!」
「うん!また明日!」