qn 受け集

ヤンデレって……、いいよねぇ

食品買ってただけなのに、外はもう真っ暗。スマホで時間を見ると7時30分を回っていた。まだ7月、なのに外はとても暑い。いっもクーラーの効いた部屋で生活しているからか、慣れていないのだろう。

数10分経った頃、路地裏の近くまで歩いていた。考え事をしていたら、こんなにも時間が早く感じるのか。

しゅるっ…

突然、後ろから目隠しをされてしまった。おかげで、前が見えない。

ぱしっ（腕を掴まれる）

qn ﾋﾞｸｯ

名前も知らない誰かに、触られて鳥肌がたつ。とても怖い。

qn「ヒュ、ぁ…っ」

声が出ない、しかも呼吸が上手くできていない気がする。コミュ障な俺は タスケテ と言えるはずもなく、目隠しをした犯人に思い通りにされている。

トタッ……

ここは何処だろう。いきなり、歩くのが止まり動揺してしまった。トンネルのようにここは音が響く。より怖さを増している。

しゅるっ…

qn「っ……」

目隠しを取られ、やっと前が見れるようになった。犯人は誰かと見たら……

？？「やっと捕まえた……♡」

何回も聞いた囁くように甘い声。名前も知らない誰かでは無かった、こんなとこに連れてきたのは＿＿。

lz「qnﾁｬﾝ……♡」

qn「l、z……っ、？」

なぜ、君がこんなことするのか、あの優しい君はどこに行ったのか、そう思うと涙が出てくる。

qn「l…、z……っ、、？泣」

今の君は、 餌を捕らえようとする獣の目をしていた。

lz「qnﾁｬﾝは僕の気持ちに気付いてくれなかったから寂しかったんだよ？でも、ここでqnﾁｬﾝと会った時運命だと思ったんだ。やっぱり、qnﾁｬﾝと僕は運命の赤い糸で繋がってるんだよ。だとしたらこんな偶然起きないもんね？」

君は狂ったように長々と俺に語りかける。

qn「lzっ、？なんでこんなことする、の？」

lz「qnﾁｬﾝが好きだから。qnﾁｬﾝ鈍感だから、こんな事しないと気付かないと思って。」

qn「lz、怖い……よっ？」

lz「どこが？」

空気が変わったような気がした。さっきまで暑かったのに、冷や汗か分からないけれど少し涼しくなった。

lz「……ねぇ、qnは僕のこと好き？」

qn「っ……、俺はっ、…。」

qn「今のlz、嫌いっ……。いつもの優しいlzに戻ってよっ……、泣」

lz「そう」

lz「好きじゃないなら 無理やりでも好きにさせてあげる。」

qn「……ど、どういう…、意味…、？」

血の気が引いた。今から、殴られたりでもするのだろうか。

カチャっ、……

lzが俺のズボンに手をかける。頭が混乱する。なぜ、脱がす必要があるのだろうか。いまから、暴力を振るうだけなのに。

しゅるっ……

目から涙がポロポロと零れ落ちてくる。嫌だ、怖い。

lz「後ろ向いて」

怖くて体が金縛りにあったかのように動かない。

ガサッ……

無理やり後ろを向かされた。きっと今の俺の顔は絶望したような顔をしている。

qn「なにっ、する気……？」

lz「まだ分かんないの？鈍感な上、純粋でもあるんだね。」

qn「っ、……。嫌だ、辞めて。」

lz「誰がするか」

ドチュンッ♡

qn「ぁ゛がっ、！？」

今の状態は、俺のおしりの穴にlzのモノが挿入っている 、と言えばいいものか。

lz「あはっ、気持ちい？」

qn「ゃ…、めろっ、！はなっ、せ…！」

ドチュドチュ♡

今はもう喉から変な声を出すことしか出来ない。痛くて、気持ちよくて頭の中がぐちゃぐちゃだ。

何時間経っただろうか、lzに襲われたところから記憶が無い。それに、俺は今見たこともない部屋にいる。誰後こんなことをしたのかは分かっているのに、なぜこんなにも心臓がドクドクしているのだろうか。

ガチャッ

lz「起きた？随分よく寝てたね。可愛かったなあ♡ 」

ゾワッ

qn「lz、……っ、？」

lz「その呼び方じゃないでしょ？もしかして、もう忘れたの？」

”その呼び方じゃない”では、他に何があるのだろうか。犯されてる時に何か洗脳的な事をされたのか……、？

lz「ダメだね……。もっかい、調教しなきゃだ。」

lz「こうさせたの、qnのせいだから責任とってよね♡」

ドサッ

qn「っッ、！？」

思い出してしまった。犯されていた時のこと、頭の中で何回も水みたいな、鈍い音が響く。今俺は顔が真っ青だと思う。暑くて、なのに寒くて、前が見えない。まるで貧血の時に起こす目眩みたいに目が白くモヤモヤする。何故だろうか。

qn「堕ァﾘんッ…♡♡」

lz「やっと好きになってくれた♡やっと、両思いになれたんだ。二度と手放さないからね。」

そう言い、僕はアイシテイル君を強く抱き寄せた。