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華菜)う…う〜ん、
華菜は目を覚ました。全身が傷ついている。
何かに切られたようだ。
華菜)なんで、こんなに傷まみれなの…?
ふと、横を見る。そこには大量の血痕がある。
華菜)また、まただわ。私は、失敗してしまった。 これからいったいどうしたらっ…うっ…..うぅ
目から大量の涙が出る。心から悲しんでいる姿は とても心苦しく、助けられないだろう。
華菜)私っ…また人をっ…殺めてしまったっ…。 罪のない人間をっ…。私はっ…私はっ。
自分自身にイラつき、殴り始める。
華菜)このっ…バカッ…アホっ…ゴミッ!!
何度も何度も、左手に力を入れ自分を殴り続ける。 全身が少しづつ紫色になっていく。内出血だ。
華菜)どうしてッ…..なんでよッ!! なんで私は生きなきゃいけないッ!!こんなクズ、 早く死んでしまえばいいのにッ!!
殴り続ける。だが、彼女の体はみるみる傷が治っていく。とても不思議である。
華菜)なんでだッ!!治るなっ…。治るなって言ってんだろッ!!
彼女は傷が治る体を嫌っているようだ。 彼女は精神が壊れ始めている。
華菜)…..いつになったら、死ねるのよ。早く死にたい この苦しみから解放されたい。そのためにも、早く、早く候補者を見つけないといけない。
彼女はとても苦しんでいる。彼女の体はナイフのような傷で大量に埋め尽くされている。この体は… 本当に彼女のものだろうか…?以前の体よりもガタイがよく、筋肉がついている
よく見ると康二の体にも見えなくはない。
彼女の体は呪われているのかもしれない。
華菜)すぐに行動に移さないと。
現在時刻は夜の21時。全身黒い服を着てフードをかぶる。歪な形のナイフをポケットに隠しながら夜道を歩いていく。下駄のような音がする靴を履いているため。歩く音が鮮明に辺りに響いていた。
何かを見つけたのか、その足音は急に早くなり、遠くに消えていった。