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Rなし
どうにもこうにも、僕は友達でしかないらしい
黒「おはよう!」
校門の前、後ろから聞こえた元気な声に朝からぼーっとしていた
頭がはっとする
白「おはよ、今日も元気やな」
彼とは正反対のような声色で返事をする
俺よりも一個下の学年の君は朝、毎日俺を追っかけてくる
そんな君が可愛くて仕方ない
黒「お前が元気ないだけや!」
流石関西人、ズバッとツッコまれた
靴をロッカーにいれて廊下にさしかかる
白「…あ」
2人だけでの会話、俺が一番好きな時間もここまで
青「おはよう!」
黒「やっぱまろは早いな〜!おはよ!」
白「…おはよ」
妙に彼らの距離は近い
白「じゃ、また後で、昼飯にでも誘ってや〜」
黒「おん!」
青「しょにだから誘ってもええけどな!」
3人中、俺だけ3年生
二人は談笑しながら3組と書かれた教室に入っていく
そんな後ろ姿を見ながらまた階段を登っていく
やっぱり2人は付き合っているのだろうか
だったら今の俺は邪魔なのでは?
でも俺のほうがアイツより…
白「ぁ゛~~……」
家に帰ってからずっとこの調子だ
いっそこの世から去ってしまったって誰も傷つかない
白「…風呂入ろ…」
そんな勇気があるわけでもないのに考えてしまう
俺はただの臆病者なんだ
卒業式が近くなっていた
カレンダーがめくられ、卒業式の練習が多くなってゆく
そのたびに虚しく、苦しくなる
そんな中 迎えた今日
白「は?」
青「今言った通りや俺は、」
しょにだが卒業する日、悠佑に告白する
頭が回らなかった
青「やっぱり変……よな…そうよな……」
もじもじしながら話を続ける
会ったときからずっと好きだったようで
ゆうくんのことを俺にいろいろ聞きに来たようだった
白「別にええと思うけどな!好きなことを好きなようにするのが
一番ええと俺は思うで!」
思ってもいないことを言った
俺のほうがきっと彼を幸せにできるのに
そういえば最近2人でいるのをよく見かけるし、昼食のときだっ
て俺、悠佑、まろちゃん、で並んでるし
言い始めたらきりがない
青「先輩?」
もう
白「…、頑張れよ!」
いいんだ
青「っ…!はい!」
彼が幸せなら
妙に空が綺麗だった
雲一つない快晴
体育館近くの桜の木
これを青い春、青春と呼ぶのだろうか
卒業証書を置いて少し下を覗いてみる
白「………」
二人はうまくいったのだろうか
そんな思い出に泥塗る形だけれど
俺はそんな人間だから
一歩、踏み出した
この空間のどれもこれも青春と呼ぶのなら
俺のこれはそう言えるのだろうか
もし俺がこれに名前をつけるのなら
きっとこれは
白「…ただの呪いだ」