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翌日。

学校へ。教科書は、学校側で準備してくれるから、心配はいらなかった。

職員室で、挨拶をし、教科書をもらった。担任らしい先生につれられて教室へ。

「えー、今日は、転入生の紹介をします。」

「えっと…‥水澄です。よろしくお願いします。」

席は、久実の隣。よかった。もう片方の隣は…男子だ。

「分からないことがあったら、なんでも聞いてね。」

「うん。ありがとう。」


休み時間になると、たくさんの質問をされた。大抵は答えられるんだけど、どこから来たのかっていうのは、答えられなかった。タイムスリップしてきたなんて、言えるわけがないから。


下校。授業中、難しいところがいくつかあったけど、先生と久実との解説で、理解することができた。 久実と、話しながら、帰る。



二週間、経った。この時代のことは、少しづつだけど、わかってきた。そして、だいぶ慣れてきた。普段の会話でよく出てくる、『今』の単語も、だいたい覚えることができた。でも、英語がそのまま日本語になっている言葉もあって、驚いたな~。

最近は、よく物を落としてしまう。ペンや消しゴムが多い。注意が足りないのかな?気をつけたい。

下校前、先生に頼まれて、荷物を運んでいた。だけど、手が滑って、落としてしまった。その時に、隣の席の男子━━冬青が、拾ってくれた。

「どこまで?」

「あ、えっと、職員室までだけど、私が頼まれたんだし、持たなくても…。」

「お前、よく物を落とすよな。また落としそうだから、持つ。」

「あ…ありがとう。でも、お前じゃなくて━━」

「水澄、だろ?」

名前…覚えていて、くれたんだ…。ずっと無口で、怖いかもって思ってたけど、優しいところもあるんだね。少し、かっこいいな。冬青って。

━━私はまだ、気付いていなかった。ある感情に━━

タイムスリップした私の恋の物語

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