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そのうつけの名前は彼岸花 鬼花(ヒガンバナ オニカ)。

種族は悪魔、年齢は7歳で紅い角と紅い翼が特徴だ。

それ以外の奴の情報が分からない。

普通、下界の奴らの事は性格や癖など事細かな情報が天界の図書館に資料としてあるはずなんだが、

この子供には資料がない。

だから、私は鬼花について調べる為に初めて下界に行く事にした。

女の遺体に取り憑き、下界への階段を下った。


私は鬼花について調べるため、城の仕事に就く事にした。

鬼花は噂のせいで誰も奴の専属従者になる者がいないから丁度いい。

実際、「鬼花の専属従者になりに来ました」と言っただけで採用だった。

これは下界の言葉で言うのなら「ベリーイージー」だろうか?

とにかく、私は簡単に鬼花の専属従者になった。


鬼花と初めて会った印象はこうだった。

嘘くさい。

アイツは嘘をつくのが上手いらしいが、私には通用しない。

人は嘘をつく時心拍数が高くなる。

私はその音でわかった。

■■「何か隠してるな?」

また次の日、鬼花と接触してみて少し考えてみるか。


翌日。

その日鬼花は図書室で本を読んでいた。

私が近づくと鬼花はこちらを向き、「おはよう!」と言った。

私も挨拶を返した。

■■「おはよう、うつけ。今日もアホ顔がお似合いな事で。」

鬼花「おお!これでいいんだよこれで!」

私は昨日、鬼花に敬語を使うなと言われた。

その方が私も楽なのでうぃんうぃん?というやつだ。

鬼花「おい、メイドよ私は腹が減った何か飯作れ!」

コイツは噂どうりの無礼っぷり。

でも、それは嘘だとゆうのはすぐにわかる。

本当は腹など空いていないんだろ?

■■「自分で作れ。私はやらない。」

鬼花はそれを聞いて不満そうな顔をして、読書に戻った。

鬼花が読んでいるのは「元禄赤穂浪士」という本だ。

私、小説とか読めないから面白さが分からない。

鬼花「読むか?」

鬼花は「森蘭丸」という小説を渡してきた。

私が小説に興味ないのが分からないのか?こいつは。

そして、ニヤニヤした顔がかなりムカつく。

■■「うるせぇ、小説興味ないの知ってるだろ。」

鬼花「ハハッそうだな。」

本当にコイツは何を考えているんだ…


花のうつけ姫と差別の神

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