テラーノベル
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「桃花・・・確かに俺達は世間で言う不倫関係だろう、でも、君を想う気持ちは俺は純粋だ!」
康夫の声は熱を帯び、まるで自分自身を納得させるように響いた
グスッ・・・
「いいえ!結婚しているあなたを好きになってしまった私がいけないの!」
桃花の声は震え、彼女の瞳はまるで星のように輝いていた。康夫はその瞳に吸い込まれそうだった、康夫は桃花を背後から抱きしめた
「桃花!」
「抱いて!康夫さん!今、ここで!あなたを感じたい!」
桃花の涙で濡れた瞳はキラキラ輝き、いつも大人しい彼女とは別人の様な積極さだった
「え?・・・ここで? でもどこかメシでも食って、素敵なホテルでって・・・思ってたんだけど・・・」
康夫は一瞬戸惑った、この家は晴美と子供達との生活の記憶が染みついた場所だ。ここでそんなことをするのは、まるで聖域を冒涜するような罪悪感があった、だが、桃花の声は止まらなかった
「忘れないで欲しいの!我儘だとわかってる!でも、いつも私を感じて欲しいの、この家で過ごしている時も、どんなときでも!私の事を思い出してほしいの!」
その言葉に康夫の理性は崩れ去った、ああ・・・なんて桃花は可愛いんだ、彼女の純粋さ、情熱、すべてが康夫を狂わせた
「康夫さん・・・抱いて・・・地獄に落ちてもいい・・・」
「俺もだよ・・・桃花・・・ここで君を抱くよ」
康夫の息は荒くなり、欲望が理性を飲み込んだ。彼は桃花のスカートをたくし上げ、彼女のパンティを乱暴に脱がして放り投げた。リビングの床に彼女を転がし、むしゃぶりつくように股間に顔を埋めた
「ああっ!ああっ!康夫さん!来て!もう来て!」
桃花の切迫した声が康夫の興奮をさらに煽った
「桃花っ!」
彼はシャツだけを羽織ったまま下半身を露わにし、バックの体勢で桃花を貫いた、二人は獣のようだった、床の上で転がり、絡み合い、互いの体を貪った
「康夫さん!イク!イク!」
「一緒にイこう!桃花っ!好きだ!」
二人の声は重なり合い、絶頂の震えとともに同時のクライマックスを迎えた、そして、床に転がり抱き合ったまま動かなくなった
康夫の胸はまだ激しく上下していた、桃花の汗に濡れた肌が、月明かりに照らされて白く輝いていた、彼女の顔は、まるで天使のように穏やかで、康夫は一瞬、彼女が本当にこの世のものではないような錯覚に陥った
だが、その背後で、家族写真が置かれた棚が目に入り、康夫の心に冷たい現実が突き刺さった・・・この家でこんなことをしてしまった、桃花の純粋さが、康夫の罪悪感をいっそう際立たせていた
そっと桃花が康夫の頬を両手で包んだ
「康夫さん・・今だけはご家族の事を忘れて・・・もう一度・・・」
「もっ桃花!!」
ああっ俺がいけないんだ!俺が二人の女を同時に愛してしまった俺がっっ!
康夫は全裸で桃花を上に乗せ、激しく彼女を揺さぶった、同じく全裸の桃花も叫びながら、大股を広げ、必死に上下に動いた
誰もいないリビングで二人の獣の様な愛の行為は果てしなく続いた
その光景を真希が庭のガラス窓越しにじっと見ていた
まるで幽霊のように不気味に静止して、月明かりに照らされた庭の茂みの中に静かに立ち、冷ややかな目でリビングを見つめる真希の表情は、まるで犬の交尾を観察する生物学者のように無機質だった
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