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阿部亮平×藤澤涼架
来ましたね
⚠️チカン表現⚠️
※全くのフィクション
藤澤side
今日は地方のスタジオで生放送のお仕事が入っている。
最近こういったお仕事が増えてきて嬉しい。
現場が遠いから、今は早めの電車に乗ってるんだけど…
ただ、この時間。
電車はめっちゃ人が多い。
なんでだ…?笑
複雑な道に入ったのか、車体が小刻みに揺れ始め、慌ててつり革を掴む。
人の波がが若干傾いて、あっちこっちに押し寄せる。
機械的な音声で、只今、交通整備が行われ─と車内アナウンスが流れる。
「おわっ…」
ガタンと大きく揺れ、人とぶつかってしまう。
「ごめんなさい…」
隣の人にキッと睨まれ、ひえーっと縮こまる。
すると、
ぞわっ………
嫌な鳥肌が立った。
そして同時に後ろの方に違和感を感じた。
後ろはいかにもサラリーマンって感じの中年男性だった。
なんか当たってる…………もしかして、触られてる…?
分かった瞬間にサッと血の気が引いた。
声を出そうにも、喉がグッとせり上がってくる感覚がして、声が出ない。
今後ろを向いたら今度は口塞がれたり…?って事で後ろは向きたくない。
スマホ出したら取られるかもだし、安易に電話やLINEは出来ない。
ヤバい、誰か居ないかな………と強張って動かない身体はそのままに、泣きそうになりながら視線を精一杯動かす。
あ、あれ────
阿部君?
マスクと帽子してるけど、シルエットで分かる。阿部君だ。
阿部君もいきなり電車が傾いてびっくりしたのかキョロキョロしている。
電車内で大きめの声は出せないから、目に力を入れて視線を送る。お願い気付いて…。
するとこっちに気付いたのか、僕の方に顔を向けたまま止まった。
「(あの、後ろ……!)」
阿「!」
なるべく人混みを避けて向かってくる。
命は助かった…。
後ろの人の手をガッと掴んで、低い声で言った。
阿「あの。やめてもらえます?そーゆーの」
チカン「ハ?誰お前」
阿「っ、…かっ彼氏です」
「(へ!?)」
阿「(あ。)」
別の意味で身体が硬直した。
チカン「チッ」
阿部君の腕を振りほどくようにして逃げていく。
阿「ね、次のとこで降りよ」
「あ、うん…」
阿「怖かったでしょ。ごめんね早く気づけなくて」
「んーん。声出さなくてもこっち見てくれてよかった。……で、彼氏…」
彼氏って…と言おうとすると、赤面してわーーっと顔の前でブンブン手を振る。
阿「ホントにごめん!兄弟とか友達とか言えば良かったのに、なんで彼氏とか…ごめん」
「別に謝らなくても…笑」
必死に早口でまくしたてる姿が、ちょっと愛おしく思えてくる。
「でもー…嬉しかったよ?彼氏って言ってくれて」
阿「…え?」
正直嬉しかった。兄弟って言われるよりも。
阿「それって期待していい?笑」
「もちろん」
わーわー
コメント
2件
好きなシチュきましたこれ 涼ちゃんと阿部くんいい🫠
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