第2章「仄暗い願い」その18
(さて、と)
修介は考えた。
まずは一体、誰に聞き込みをするのか。
それくらいは、姫乃や香島と一緒に考えてもよかったのだが――気づいたのが、あの姫乃と香島が衝突(しょうとつ)した後のことだったので、今更(いまさら)相談するのも気が引ける。
(……一番安藤を排除したい、と思っていた人は誰だろう)
そう思ったとき、修介の脳裏(のうり)に浮かんだのは――練習後、楽しそうに話をしていた相瀬と岡島の姿だった。
なんとなく、相瀬は違うような気がした。
今回は香島がほとんど絡んでいないからだ。
もちろん、安藤から挑発するようなことを言う場面はあったが、香島自身はほとんど取り合っていない。
そのせいか、あまり目立った衝突はなかったように、修介は思ったのだ。
となると、わざわざ特に問題のない香島のために、安藤に何かするとは考えづらかった。
もちろん、*********
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