コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
あの日から僕の心は真っ白になった。
何色にも染まらず、今も部屋の中でほとんどぼーっとしている。
あの後、凸さんはひたすら謝って、家を出ていった。
………何が駄目だったんだろ、なんで振られたんだろ…
気付いたら家を飛び出して、橋に来ていた。
少し身を乗り出して、川を覗く。
深くて、底が見えなくて、こんな真冬に入ったら、凍えて死ぬと思う。
けど、それも今の僕にとっては好都合だ。
さらに身を乗り出す。
………凸さん、ごめんなさい、けど、本当に…
「……………大好きだよ」