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…無理、現実逃避したい

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…無理、現実逃避したい

14 - ツクヨミ)怖いものとかないの!?・3番)ゴキブリ・ツクヨミ)それは怖いね

♥

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2025年03月07日

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【ラグドール視点】


あちきの個性、サーチで弱点を見て回ってたら少し気になる子が居た


「君の弱点見せてくれない?」

「?いいです。分かってるから」

「素っ気ない反応はダメだよ〜」


常闇踏陰、ホークスの養子で昨日見た限り凄い少食な子…


「いいけども…見たことは言わないでくださいよ?」

「あちきは言わないよ。サーチ!」


サーチで本人を見ても変わらないから真後ろに回ってみたら……拷問されてる本人がいた…小さくて血を吐いて、四肢に切り傷、あちきの方に振り向いた時の顔は…涙が枯れて怯えてる…でも個性を解除すると元気そうな本人。もしかして…弱点が拷問?


「これってイレイザーに言った方が……」

「ラグドール、約束。」

「この子の弱点は言わないでね?」

「え…えぇ。」


【その後の3番視点】


「俺がやるべきことは…連携?」

「いや、僕ら何(千)年一緒だと思ってんの?連携なんて余裕のよっちゃんよ!」

「…じゃあ飛ぶ練習……日が強いやめとくか。体術でもしてるしかないか…」

「それが妥当だよ」


周りが阿鼻叫喚で死にそうな顔をしていても常闇だけは無表情で淡々と大木を切り刻んだり、虎に体術の相手をしてもらったり…いや、虎の方が手合わせをさせてもらってるような状況だが、それを繰り返していた。ある意味1人だけ浮いている。でも本人は全く気にしないし相澤先生も何も言わないから誰も気にしなずに特訓を続けた


「さァ昨日言ったね!世話を焼くのは今日だけって!!」

「己で食う飯くらい己でつくれ!!カレー!!」

「「「イエッサ…」」」

「アハハハ!全員全身ブッチブチ!!だからって雑なネコマンマは作っちゃダメね!」


心身共にヘトヘトになった一同の前に、山のように積み上げられてるカレーの材料。そんな作る気力ないA組とB組だったけど、張り切る飯田の声かけで動きだした。


「轟ー!こっちも火ィちょーだい」

「爆豪、爆発で火ィつけれね?」

「つけれるはクソが」

「えぇ…!?」

「皆さん!人の手を煩わせてばかりでは火の起こし方も学べませんよ」

「えぇ…?」

「いや、いいよ」

「わー!ありがとー!!」


共同作業でできたカレーは切った野菜はバラバラで、水気が多かったり逆に少なかったり。米が硬かったり逆に柔らかかったりと不出来なカレーが出来上がった。それでも地獄の特訓で乗り切った一同にとってはご馳走。


「店とかで出したら微妙かもしれねーけど、この状況も相まってうめーー!!」

「言うな言うなヤボだな!」

「ヤオモモがっつくねー!」

「えぇ、私の個性は資質を様々な原子に変換して創造するので、沢山蓄える程沢山出せるのです」

「うんこみてえ」

「………………」

「謝れぇ!!」

「スイッマセン!!」

「モグモグ…ダークシャドウ、食べといて」

「わかった!」

「常闇くん二口しか食べてなくない?!」

「これでもお腹いっぱい食べた」

「カレー美味しい!」


【合同合宿3日目の3番視点】


陽が出て間もなくの時間帯から特訓を開始。昨日に引き続き個性を伸ばす。違うのは補習組が更に厳しくなっていること、そして今日の夜は特別イベントが待ち構えていることだけ。


「…さて!腹もふくれた、皿も洗った!お次は……」

「肝を試す時間だー!!」

「「「試してぇ!!」」」

「その前に、大変心苦しいが補習連中は…これから俺と補習授業だ」

「嘘だろ!!?」

「すまんな。日中の訓練が思ったより疎かになってたので、こっちを削る」

「うわああ!堪忍してくれぇ!!」

「試させてくれぇ!!」


飛び上がっていた補習組は一瞬にして絶望し、捕縛帯によって引きずられていく。


「(今更だけど、肝試しってなんだ?)」

(ほんとに今更な事聞くね?!)


肝試しは脅かす側の先攻がB組。A組は二人一組で3分置きに出発。一周およそ15分のルートの中間地点に名前を書いた札を持って帰る。脅かす側は直接接触は厳禁だが、個性を使って仕掛けてくるらしい。


「創意工夫でより多くの人数を失禁させたクラスが勝者だ!!」

「止めて下さい汚い……」

「なるほど!競争させることでアイデアを推敲させ、その結果個性に更なる幅が生まれるというワケか!さすが雄英!!」

「さァくじ引きでパートナーを決めるよ!!」


さっさと行ってさっさと終わらせるか。くじを引いて書かれたのは…1人??


「(あ〜俺はあまりか)」

(僕がいるから1人じゃないよ! )

「それじゃあ2組目!トコヤミキティGO!」

「レッツゴー!」

「慌てるな」

「もう半分?!早いよ…」

「ただ歩くだけだ。楽勝」

「もう!怖いものとかないの!?面白くない!」

「ゴキブリ」

「あぁ…それは怖い」

「あのしぶとい虫、あんなの強敵だ。さっさと撲滅して絶滅してほしい。」

「……ねぇあれって山火事?」

「焦げ臭い匂い…火力も強いし近くに火がつくようなのもないからどっかの部族の祭りか村火事?」

「真剣に聞いてなんだけど面白いからこの話一旦辞めよう」

スンスン、と鼻を嗅ぐと確かに焦げ臭い匂いがした。この感じは…

「炎狼(の火)」

「あ、やっぱり?」

『みんな!!敵二名襲来!!他にも複数いる可能性アリ!動ける者は直ちに施設へ!!会敵しても決して交戦せず撤退を!』

「(敵の気配…このまま待機した方が良さそうだ。炎狼やクラウディが何とかしてくれるだろうし)」

敵の個性によって、吸い込まれるように球体に閉じ込められた。

…無理、現実逃避したい

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